今考古学の分野に興味があります。大学で史学科を目指していますが、大学での学生たちが講義で発掘作業を行うこともあると思うで…

Question

今考古学の分野に興味があります。大学で史学科を目指していますが、大学での学生たちが講義で発掘作業を行うこともあると思うですが、どのような場所でどのような作業をするのか具体的に知りたいと思っています。とくに発掘作業を行っていた場所も教えていただけるとうれしいです。宜しくお願いします。

Answer 1

考古学を専攻するのに今では幾つものコースができています。
http://shingakunet.com/net/gakumon/detail/a1030?vos=nrmnadww20090430006

一見すると東京に数多くあるのです(17大学)が、日本考古学のメッカは何と言っても関西です。
※京都大学に日本で初めての考古学研究室が設置されたほか、京都・奈良・大阪に近い関係もある。

さて、発掘についてですが。
ご質問の内容は「作業内容」および「調査の場所」とあるようですね。

作業内容：
授業名は考古学実習という名前になることが多いようです。
主に発掘に伴う測量・実測・遺物整理などを経て、発掘報告書の作成を行います。

私の頃は１回生はドカ掘りといって、ひたすら掘る作業を行わされました。
２回生以降、順次センスある人間から製図や測量を任されていきます。
…が、昨今は違うようで実践から教える学校(國學院など)もあるやに聞いています。

調査の場所：
こちらがよくわからなかったのですが…。
調査する地域を指すのか、遺跡の種類を指すのか質問文からは判然としません。

大学によって古墳・集落・窯跡・居館跡など、様々な遺跡を調査します。
ただ、大抵は教官の専門とする分野にちなんだ内容、または近隣の調査地(この場合、遺跡の内容は場所により変わる)が多いはずです。

どの大学でもよくありますが、OBの勤務先にある史跡整備関連事業で調査を行うとか、大規模開発に伴う調査の応援に行って発掘作業するケースがあります。
これを大学の調査として行う場合もあります。

Answer 2

大学によって、フィールドが違います。
史学科とか、奈良大の文化財学科とかもあります。

しかし、今の現状を見る限り、就職はほとんどないですね。
院まで行って何とかあるかも知れませんが。

私の場合、高校の時から、ボランティアで発掘に参加していました。
もち、手弁当です。
最初は土の色なんて分からなかったけど、だんだん分かる様になりました。

学生時代は唐古・鍵遺跡に参加しました。
これは、教授から直接、言われました。

他にも橿原考古学研究所とかの発掘に参加しました。
｢この土器は布留より古い｣なんて、駄洒落もありましたっけ(^^

しかし、同級生たちは、この不況で新規の開発がなくなってきており、
市民課やら、福祉課とかに飛ばされています。

考古学でメシを食って行ける時代は終わったと行っても過言ではないでしょう。

関西でいうと、関西大学、同志社、立命院卒、もしくは京大で、なんとか仕事にありつけたら、
ラッキーです。
単に興味があると言うだけでは長続きはしませんよ。

＞確かに、考古学研究演習とか科目はありますが、
関大は、古墳とインド関係が主です。
奈良大は、保存科学とかの演習もありますね。

同志社は森先生がまだ、おられましたっけ？

立命は和田先生ですね、この方はとても気さくな人です。
弥生が主だったかな？

一回、橿原考古学研究所の関川さんとか、今尾文昭さん、あるいは
天理市の青木勘二とかに直接聞いた方がいいと思いますよ。
他にもいてるけど。

Answer 3

基本的には、教授の契約している機関の管理している遺跡です。
日本国内だと建設予定地あるいは建築現場などで遺跡が見つかると、各行政の教育委員会が緊急発掘調査に入りますが、それを委託されるか、調査する研究機関に先生が契約していることで、アルバイトや研究生として遺跡発掘します。
ですから発掘している遺跡は次々と変わるので、どこ掘っているかはわかりません。