解決済み
小論文の添削をお願いします。テーマ「地方独立行政法人」 800字 地方独立行政法人は人事や予算などについて自律的かつ機動的な対応が図られ、柔軟な病院運営が可能である。又、医療サービスの質の向上が期待されている。 2002年、大阪府が独法化を導入してから全国で導入が相次いでいる。それぞれの地域住民にとって「必要な医療を受ける事ができなくなり、安心して暮らせなくなる」との批判の声は少なくない。この手の批判が言われるのは何故であろうか。 私なりに考察すると以下の2点に収束できる。 (1)地域住民の理解が薄い事。 (2)導入事例が少なく、十分な検証結果が出ていない事。 では、この2点をどのように対処していく必要があるか。まず(1)に対しては難しい言葉では無く、なるべく分かりやすい言葉で説明を行う。そして、もっと住民の意見に耳を傾け、情報をわかりやすく開示する。そのために苦情窓口やパブリックコメントに対して改善点が必要になってくる。それは一つ一つの意見に対して、どう反映されたのか、されなかったのか、それは何故か、まで行う事だ。 そして(2)に対してはまだこれからではあるが十分な検証と導入による効果を随時開示する必要がある。静岡県立こころの医療センターは導入して1年が経った。ホームページを見ると導入してからの変化と今後の展望が書かれている。その中には『平均在院日数の縮小が過去最短になり今後、経営的に改善する事が期待されている・・・・・・』との事。確かに独法化の根本的理由は経営維持であるし、運営に対する結果も必要である。しかし、地域住民のニーズに対してどうであったのか、医療の質の向上はどうであったのか。地域住民の理解や不安を解消するには、地域住民が最も危機的に感じている『必要な医療を提供できているか』に対応すべきであると考えている。やはり、この点でも地域住民の声に傾ける必要性が見えてくる。
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内容については、次のとおり。 1 テーマについて 本論文においては、病院事業に係る地方独立行政法人について述べられていますが、地方独立行政法人化は大学の設置管理の分野に関して大きく進んでいます。そこで、テーマを変更する、本論文の冒頭で論旨を限定する旨を述べる、大学等に関する記述を追加する等の手当てが必要です。なお、大学等の設置及び管理を行う地方独立行政法人の名称は公立大学法人と言いますが、地方独立行政法人であることに違いはありません。 2 住民の理解について 本論文では、地方独立行政法人に関する地域住民の理解が薄い現状と、その対策として住民の意見に耳を傾けることが一般論的に述べられています。しかし、住民の不安は「行政と切り離され、病院が効率的経営を目指し、そのために自分が必要とするサービスが切り捨てられるのではないか」という点にあると考えられます。 そこで、一般論だけではなく、制度的に中期目標等による目標管理の制度や運営費交付金の制度など、法人化後も設立団体による関与があることに言及する必要があるのではないでしょうか。 3 平均在院日数について 制度上、平均在院日数は短縮するほど、経営でのプラスが出ます。そこで、「平均在院日数の『縮小が過去最短』」になることは、病院経営にマイナスです。静岡の病院のHPは拝見しましたが、病院の文章に質問者と同じ誤りを見出せませんでした。 形式については、まだ検討の段階ではないと思いますが、第一段落(「地方独立…なぜであろうか」)で、地方独立行政法人の概念を当然の概念として良いのでしょうか。「知っている」ことを立証するためにも、その内容について解説する必要があるのではないでしょうか。 なお、公務員採用試験受験のための論文と推察しますので、もう一言。役所は明確な「誤り」を主張する受験者を嫌うと推察します。誤字脱字や意見の相違なら救いようがありますが、市民に対して誤りを説明する可能性の高い人間を抱えることは自殺行為だからです。 そこで、断言する自信の無い事柄は、述べずに回避するかごまかす技術が必要と考えます。この論文の、1はまだしも3のように誤りをそのまま記述すると、減点のリスクは大きいと思われます。 補足 「2002年、大阪府が独法化を導入してから」という部分も誤りのようですね。よく考えてみると、地方独立行政法人法が2002年に施行されていませんので。
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