医療体制が崩壊しつつある原因は医者の人数ではないのです。 医者はすべてが公務員というわけではありません。すべてが公務員であれば、人数を増やして、強制的に専門科を指定してバランスをとることも可能でしょう。おそらく免許の取得がイージーになれば、皮膚科や耳鼻咽喉科、眼科の開業医があふれたり、整体まがいの整形外科とか二重瞼や包茎手術専門の医者、簡単に向精神薬を処方する心療内科とかが増えるだけで何の解決にもならないでしょう。 現在の日本で医師を目指す最大のモチベーションは、教科教育の最高到達点としてのステータスおよび収入。キツイ労働条件を乗り越えるモチベーションも、選ばれし人間としての使命感に他ならないと思うのですが。そんな中に、産科や小児科に志を持つ人材が現れて日本の医療はギリギリ維持しているのです。 アメリカの低所得者層の子供は、高熱が出たらドラッグストアの薬とオレンジジュースで直すしかありません。金がなければ医療は受けられません。オムツをつけた老人すべてにペースメーカーを入れて人工透析をしている国が異常なのです。それをほとんどタダでやっています。ペースメーカーを入れれば200万はかかるでしょう。子供手当よりも異常なバラマキが放置されているのです。 老人医療の打ち切りについて、ある政治家と話をしました。私が軽い気持ちで延命治療を切ればいいと言いました。彼は目を見開いて言いました。お前の子供が難病で人工呼吸器で延命治療を受けているときにも同じことが言えるかって。言うのは簡単だけど難しいだろって。確かに人間の命の価値は年齢で決まるものではありませんからね。 私は臨床経験を積んで能力、意欲ともに充実した看護師に、国家予算で研修を行い、公務員としてのみ有効な単科の医師免許を与えてはどうかと思います。
実際どうなんでしょう? 大量に資格を与えた所で、美容整形外科とか、ある意味で楽な職種(緊急は無いからね)に移るばかりな気もします。 と、言うのも、最近CMで『お医者さんに相談だ』系のモノが多い。 深刻な悩みかも知れないが命には関係が無い薄毛とかインポまで……。 忙しくて飯を食う隙も無いと問題になる業種が新規開拓をする必要が?と思われる病気が多い。 すでに一部では余っているのでは? そういう人達は、どちらにしろキツイ所(実際不足している所)には行かないでしょうし。
医者一人育てるのに莫大な公費が必要になるので簡単に増やせないのが現状です。
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