精神領域で仕事をしたいと思うのですが、何の職業が一番いいのかな？

Question

精神領域で仕事をしたいと思うのですが、何の職業が一番いいのかな？今看護師1年目で、外科病棟勤務してますが、精神領域に興味があります。外科も興味はありましたが、働いてみてやっぱり心のケアに興味がありますし、精神にかかわる仕事がしたいと思いました。心理カウンセラーのも興味あって学校に通おうかとも思いますが、せっかく看護師になれたのだから精神科で働いたほうがいいんですかね？給料や将来続けられるかどうかなど将来的なことも踏まえて精神領域でどんな道があるのか、教えてください。

Answer 1

あなたのやりたいことが、いわゆる心のケアなのか、それとも精神療法なのかによって、選択肢はかわってくるでしょうね。

私は臨床心理士ですが、看護師が私と同じことをできるとは思わないし、またそれが望ましいとは思いません。逆もまた然りです。専門職として、視点が違うからこそ、チームで働く意味があるのだと思います。それを踏まえた上での意見です。

もし精神療法が行いたいのであれば、看護学の論文などでも認知行動療法の優れた実践例が報告されています。病院に精神療法家がいるとは限らないので、実際には看護師がそれを担うということもあります。しかしこれは、看護師個人ができるからやっているのではなく、病棟全体で取り組んだりすることなので、どこか民間の学校に通ってやらせてもらえるようなものではないと思います。これは看護師がカウンセリングを行う事例がある、ということです。

また、看護師としての道を究めるのであれば、精神科看護師認定制度がありますから、まずは看護師としてのキャリアを積むということもよいのではないでしょうか。

逆に、本格的にカウンセラーになりたいのであれば、臨床心理士になるという道もあります。これは、受験資格を得るためには指定の大学院にいかなければなりません。その割に給料は、はっきりいって安いです。具体的にいうと、専門学校卒・新人看護師の初任給が、5年以上勤務している私の給料より高いのを見た日には、何ともいえない気分に陥りました。ただし、私はやり直す機会を与えられたとしても、心理士の道を選ぶでしょう。

ただし、その前に考えていただきたいことがあります。精神領域に関心があるということですが、一番最初に書いたように、あなたが精神科看護に関心があるのか、医療全体の中で心のケアをしていきたいと考えているのか、それはどっちなんだ？ということです。この点、臨床心理士でも考え違いをしている人がたくさんいます。
例えば、外科でも心のケアを必要としている人はたくさんいます。リハビリ科、糖尿病内科、産婦人科、眼科、腫瘍科などは、すでに心理士が入っています。疾患を抱えている人を支えるところで、心のケアが重要なのは、精神科だけではありません。悩んでいる人は、すべて精神科にリファーがされるわけでもありません。何も精神科だけが道ではないのです。

あなたが外科でできることは、看護を通しての心のケアだったりすることも、あるのかもしれません。あるいは、精神科看護にやっぱり関心があるのかもしれません。その点で、あなたが何をしたいのかを、今一度、振り返ってみてはどうでしょうか。

Answer 2

心理カウンセラーは国家資格ではく、心理系の資格で信用されているのは臨床心理士のみだと心理学部の友人が言っていました。
そのため、心理カウンセラーをとっても看護師の付加価値にはなっても単体ではあまり価値がない可能性が高いです。
看護師ならば、精神科に勤めるのが一番ではないかと思います。私はまだ看護学生ですが精神に興味があり、就職先を精神科にしようと検討していました。ですが、教員や精神科の看護師さんに一般心療内科で経験を積んでから来た方が良いと言われ、総合病院に就職する予定です。
精神科医を目指す知人が、看護師さんの精神科における重要さをすごく語っていたので看護師として活躍することが一番良いのではないかと思います。
精神科の看護師の友人は、給料には特に困っていないようですし、他の診療科とは違う良い雰囲気があるといって楽しんでいるようでした。病院によりけりでしょうが。ご参考までに