安定した仕事というと、 基本的に雇われ(会社員など)の立場になりますが、 俳優との掛け持ちは実質無理です。 例えば会社員の場合、 会社の拘束時間がありますので、 それを「撮影があるので休みます」 と言っても、認められません。 そもそもそんな人は、 どこの会社も迷惑なので雇いません。 逆もまたしかりで、 撮影の予定が入った時に、 「会社があるので無理です。土日にして下さい」 という役者は、誰も使ってくれません。 予定を空けてくれる役者は、他にいくらでもいますから。 俳優の仕事には、 相手役や現場スタッフが揃うのが前提ですし、 スタジオやロケ地の都合なども絡んできます。 そういった都合にスケジュールを合わせる必要があるのです。 だからこそみんな、 副業で(いつでも辞めれる)アルバイトなどをしながら、 寝る時間も惜しんでがんばっているのです。 第一、よっぽどの売れっ子でもない限り、 仕事がない日はレッスンに通うなどして、 日々芸(演技力)を磨くことが求められます。 結局、「俳優」と「安定」は両立しないのです。 本業で安定収入を求めるなら、 俳優業は「趣味」にしましょう。 アマチュアの社会人劇団などは、 探せばいくらでも見付かります。
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