薬剤師の就職について真剣に悩んでいます。

Question

薬剤師の就職について真剣に悩んでいます。今、調剤併設のドラッグストアでアルバイトとして管理薬剤師をしています。

しかし、あと２年後に ６年制の薬剤師が大量に出てきたら 就職活動の条件もかなり悪くなる・・・ と考えると、
今のうちに社員になっておこうかと考えます。

しかし。 問題が３つあります。
① アルバイトの方が高給料（年間１００万以上の違い）
② 処方箋が１日１枚しかこないため、調剤の技術に遅れがでる。
③ 労働時間が普通よりかなり長すぎ、休みもほとんどもらえないため、今（20代）は良くても、この先、家庭を持ったり年を取ってからも長く続けられる仕事ではない。

このデメリットのため、 今の会社で社員になる決心ができません。

就職するなら、やはり 病院や調剤薬局に就職すべきか迷っています。

しかし、今のOTC薬販売やレジ打ちなど雑務の仕事が私の性に合っていて、調剤薬局で一日中淡々と処方箋をこなすのは
なかなか忍耐と我慢が必要かと思い、不安もあります。

Answer 1

超長文ですので、あしからず。アルバイトで働いているというと、月給より時給換算の方が待遇が良くなるからだろうことも分かります。しかし、あなたにとって問題なのは、お金だけですか？世間的には、お金を稼げて、かつ責任が軽い道を選んで歩いてきたと思われてしまうかもしれません。まぁ業界の人間ならば、アルバイトと言っても、腰掛け程度～常勤に近い人まで、様々な幅があるのも分かっていますので、あなた自身がどの程度の経験・知識があるのかを重視されるとは思いますが。腰掛けで楽してきただけなのか、常勤レベルでバリバリやってきたのか、履歴書では区別が付かないので、その部分のチェックはされることでしょう。②③の問題についても、業界の人間なら、概ね分かります。失礼かもしれませんが、ドラッグストアの調剤併設型店舗で勤務＝調剤経験は事実上ほとんどないだろうと考えます。

今の会社の正社員になるかどうかというよりも、自分自身がどういう薬剤師になりたいのか、全体的なキャリアプランを練ってみた方が良いのではないでしょうか。あと、調剤薬局の業務が、淡々としたモノだとイメージしているのならば、少し違うかもしれません。揃えて、通り一辺倒の説明だけして薬を渡すのであれば淡々としているでしょうが、それしかできない薬剤師は、もはや役に立ちませんから・・。

せっかくOTCを扱える場所で働いているのならば・・・それを活かすキャリアというのも面白いかもしれません。保険薬局や病院でしか働いたことない薬剤師は、今あなたが扱っている商品に関する知識がほとんどない方が多いです。一般用医薬品や健康食品、ダイエット食品はもちろん、医薬品以外の日用品・・衛生用品、ヘアケア、入歯ケア、おむつ、健康器具、生理用品・・などの知識もです。ドラッグストアで買える局方品の類も良く分かっていないこともあります。実際の商品を扱っていると、種類や使い分けなども学べますが、そうでない環境で勉強するのはなかなか難しいものです。インターネットである程度の情報収集はできますが、ベースの知識があると、やはり違います。また、商品自体の情報は誰でも簡単に得られますが、患者さんへのアプローチの仕方が、調剤とOTC販売では根本的に違うので、そこの経験があるとないとでは、まるで違います。

つまり、これらの知識や経験は薬剤師としての武器になり得るのです。正社員でないのならば、特に経験・知識があることをアピールしないといけない。

病院や大病院前の大型薬局では、調剤はそれなりに学べますが、逆に、今までの知識を活かすチャンスが少ないかもしれません。もう少し住宅街にあるような、地域密着型の薬局などでは、地元の方の相談向けにいくらかのOTCを置いている調剤薬局も結構あります。そういう環境では、今の知識もかなり活かせると思います。特に地域の基幹薬局のようなところだと、かなり幅広く色々な医療機関の処方箋も受けているモノです。場所によっては、大病院の門前よりも幅広いかも。

調剤にも慣れてくれば、OTCの商品の選定や発注・仕入れなども任されるかもしれません。先に書いた通り、OTC関係の経験や知識がある人が意外と少ないから。また、OTC相談を一通り受けられる状態にしておけば、結構頼りにされることでしょう。さらに一般小売で身につけた接客接遇スキルは、他でも結構通用すると思います。医療現場では、その辺りがあまり分かっていない方が少なくないので。

ということで、転職するならば消極的な理由ではなく、自分は調剤オンリーの人にはない知識・経験を持ってるってことをアピールできる程度に、今扱っている商品の勉強をしておくと良いのではないでしょうか。せっかくOTCを学ぶ環境にいるのだからもったいないもの。その知識を武器にして、さらに調剤も学べば、地域の患者さんの相談を幅広く受けられる薬剤師の出来上がりです。両方をそつなくできる人って、今現在の時点では、意外と少ないんですよ。転職したら、今勉強できることが、逆にできなくなると考えて貪欲に商品知識を蓄えておくことをオススメします。その"武器になるモノ"を得るまで時間がかかりそうならば、正社員になって何年か経験を積むのも良いと思いますし、既に学べることは学んだつもりならば、今すぐ転職を考えても良いと思います。

最後にお金に関してですが、目先の時給・月給のみに捕らわれず、アピールできる武器を作っておくと、後々自分を高く売れるモノですよ・・・。

Answer 2

MRをしているものです。

MRは候補には入っていないかもしれませんが
もしよろしければ参考にして下さい。

続・大手製薬会社転職MR（医薬情報担当者）の日々の生活
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