女性の設計士 建築設計事務所で働いていた者です。 （今は退職しました） 30名程の組織事務所でしたが、女性が少…

Question

女性の設計士

建築設計事務所で働いていた者です。
（今は退職しました）
30名程の組織事務所でしたが、女性が少なく、（2人ぐらい）あっという間に古株になってしまいました。

30代になっても女性が設計を続けるのって難しいんでしょうか。

みんな疲れ果てて辞めていきます。

私も自信がなくなりました。

同じような経験を持つ方、どうやって乗り越えてますか？

Answer 1

私も貴方と同じような事務所で働いています。
うちの事務所では、結婚・出産が理由で退職した人は私が入社してからは１人もいません。（結婚して遠くへ転居する・独立するなどは別です）

私は２度出産しましたが、各々１年間育児休暇をとらせてもらい、来春で勤続２０年を迎えます。
現在、私よりも先輩の女性は２人居て、育休中の後輩と来春結婚する後輩（いずれも３０代）もいますが、２人共、辞めることなどこれっぽっちも考えていないようです。
（因みに一番若い女の子が２４歳です）

確かに女性だからと言って特別扱いされる職種ではないと思います。
今は仕事量が減っているのでめったにありませんが、若い頃は深夜残業休日出勤当たり前、締め切り前には貫徹もしました。
何度も友だちや恋人との約束をドタキャンし、嫌味を言われ、辛い思いもしました。

カッコいい職業と思われていたのか、一昔前には人気俳優がこの仕事をしている設定のドラマが数多くありましたが、実際のところは、年収は学歴に伴わないし、役所の人から無理難題を言われるし、施工業者からは女だからと嘗められる事も多々ありました。

ですが、ここまで続けてきたのはやっぱりこの仕事に誇りをもっているからだと思います。
自分が手掛けた物が形になっているというのは素晴らしいことだと思いませんか？
今、子ども達は小学生になり、この仕事をしている母を〝かっこいい〟〝すごい〟と尊敬してくれています。

折角勉強してきたのにその歳で辞めるなんて勿体ないですよ。
この業界では２０代では見習い同然、３０代半ばでやっとなんとか一人前になれる、
昔の自分を振り返り、そのように思います。

建築業界は日々進化していて常に新しい物を求められていますし、姉歯事件以来、法規もどんどん変わっていますので、いくら建築士の資格を持っていても、ブランクがあると浦島太郎状態になってしまいます。

建築士会に入っていますか？
もしもまだ入っていないのでしたら、ぜひ入会してみてください。
資格をもっていなくても準会員として入会できると思います。
多分、殆どの都道府県に女性委員会というのがあると思いますので、そこに入れば貴方よりももっとベテランの先輩が沢山いる筈です。

そこで同じ仕事をしている者同士、交流を深めてみては如何ですか？
きっと貴方と同じような悩みを抱えていた人に出会えるのではないでしょうか。

Answer 2

もったいないですね。３０代でやめてしまうのは。
３０代、４０代は一番働き盛りで苦しい時です。男性でも、他の職業でもそうだと思いますよ。仕事ができるようになり、責任も重くなり、超多忙な時期なのです。

それを乗り越えて５０代になると少し楽になります。給料も最高額になりますし、今までの知識経験が生かされ、一番いい時期を迎えるのです。

ですから、３０代、４０代の苦しい時期を楽しいと感じ働けることが理想です。苦しいと思ったら乗り越えられないと思います。建築の場合は経験は全て勉強になるのですから、よい勉強をさせてもらっているなあと本心から思うことが大切ではないでしょうか。