解決済み
国立大学の助教と、県立大学の講師。就職するならば、どちらに就職した方が、収入やキャリアの面でベターですか? 今年度、大学院修了予定で、現在30歳です。
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助教(昔は助手と言っていた職位)と常勤の講師ですよね? それぞれの大学の将来性と授業のノルマによります。県立大の経営状態は、場所や規模によっても異なりますので、ここでは、国立大と同じくらいだと仮定して考えます。 まず、それぞれの大学の教員の授業の担当数は年間何コマでしょう? そのうち、実験や実習は何コマでしょう? 理工系なら、助教は実験・実習を担当することが多いと思いますが、講義より時間がとられますし、レポートの採点も大変です。研究時間が多くとれる方を選ぶ方がよいと思います。 また、できれば、学部生だけでなく院生の指導をさせてもらえる方がいいです。指導教官にはなれませんが、自分の学生として院生を指導させてもらえれば、自分の研究室を持つための勉強にもなりますし、共著の論文も増えます。 それから、個人研究費と研究室ごとの研究費はどれくらいでしょう? 大学によって、予算の分け方は違うので、個人の研究費はなくて、研究室ごとに予算があったりする場合もあります。必ず、自分で科研費がとれるなら別ですが、そうではないなら、研究費がどれくらいあるかも大事です。年度ごとに個々の教員に割り当てられる個人研究費が少なくても、ボスの教授が予算をとってくるのがうまければ、研究室の予算はたくさんあるかもしれません。 収入は、県立大と国立大なら、ほぼ俸給表は同じでしょうから、講師の方が高いと思います。ただ、その県立大の財政状況にもよるので、必ず、高いとも言えません。 研究者のキャリアは、本人の研究能力によるところが多いので、どちらの方が質問者さまにとって将来性があるとは言えません。通常、他大学に移るときには、一つ上の職に移るのが一般的ですが、もともとは(古いタイプの国立大では)、講師というのは、准教授になるには業績や年齢がちょっと足りない場合になる職位なので、助教から講師を経ずに准教授に昇進することも可能です。特に、他大学に移る場合には。 どちらも任期がないのなら、内部での昇進の可能性がある方のがいいと思います。つまり、年の近い准教授が同じ研究室にいないことです。同じ分野の准教授がいたら、そのポストが空くまで内部での昇進はありませんので、准教授になりたければ、他大学に移るしかありませんが、このご時世ですから、なかなか移れない可能性もあります。 どちらの職も先方からオファーが来ているような状態なら、たぶん、どちらに行っても同じです。質問者さまは優秀な方だと思いますので、自分の力で業績をあげて、上の職位に移れるでしょう。そうでないなら(公募に応募するだけなら)、考えるだけ無駄ですので、両方に応募したらいいです。研究者の就職は、ポストが空いたときに、自分が先方の求めるような条件を十分に(他のライバルより多く)備えているかどうかで決まります。分野にもよりますけど、普通は、こちらが自由に選べるほどポストの数は多くありません。
助教授と講師の待遇の差はとても大きいと思いますよ。(助手ではないですよね?) 講師はたしか時間給で、助教授は月給制でしかもボーナスもあったはず。 地方で、潰れる可能性のない国立なら、絶対国立の助教授の方がいいです。 県立大学は、少子化で不安定だし、まず講師から切られますから、お勧めできません。 講師の方は、殆どが専門学校や予備校などで、掛け持ち講師として働いています。 この県立大学に、よほど強いコネがあれば別ですが… でも、今は助教授ではなくて、準教授って呼ぶんじゃなかったっけ?
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