解決済み
法科大学院が最近、騒がれてますが 勘違い人間の方が多くないですか? 仕事辞めて借金して学校に通ったから合格させろとか人を裁く、人を守る大切な仕事へ就く試験なのに 誰でも合格出来る訳ないでしょうに 何か勘違いしてますよね
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「勘違い人間」といいますが、それは間違いだと思いますよ。 そもそも法科大学院は、国が「法科大学院を卒業した者でないと司法試験を受験させない(弁護士にさせない)、そのかわり合格率は7~8割にする」と標榜して、スタートした制度です。さらに「豊富な人材を求める」として、社会人からの転向者を広く求めていました。 これは、試験の成績がよいだけの人材から法曹になるという制度を変更し、「法律の教育を受けた者」から法曹を生み出そうと国が方針変更をしたものです。 つまり、法科大学院制度というのは、大学院で法律を学習させ卒業させることで、法曹としての実力を身につけさせるという制度なのです。 しかしながら、合格率は高いものの法科大学院制度には大きな制約がついていました。 例えば、卒業後5年以内しか受験資格を認めない、しかも3回しか受験させないなどです。 さらに実際にも、院に在学中は、教授からの膨大な課題や講義をこなす必要があり、新司法試験の受験勉強とは別に、院での勉強のために1日10時間程度の時間を費やすのはあたりまえになります。試験勉強の時間どころか、生活のためのバイトすらできない環境を実質強いられるのです。 (院では学部と異なり欠席、課題漏れ、成績不良の場合は遠慮なく必須の単位が落とされるため、卒業できないことなどざらです。) その結果、院に在学している間の生活費と学費とで700万から1000万近くの借金(または支出)ができてしまいます。 しかし、この莫大な借金は司法試験に合格できないと返すあてのない人が大半ではないでしょうか。 まして、社会人学生など何年も勤めた会社を退職して在学しているため、年齢的にも再就職がままならないわけです。 そんな人生が狂ってしまいかねないリスクを背負っても法科大学院に入学するのは、国の「合格率を7~8割にする」という発表を信じてのことです。この厳しい院での勉強を無事修了し卒業できれば、よほどでない限り法曹になれると信じてのことだったのです。 しかし、実際には新司法試験の合格率は3割程度しかありません。 実質、新司法試験の受験勉強をする時間もあたえられず、法科大学院で、まじめに勉強をしておけば7.8割の人は合格すると信じ込まされ、院で要求される勉強以外は何もできない状態にされて、何とか卒業してみた結果がこれでは、誰でも文句をいいたくなるのではないでしょうか。 まして1000万近い借金まで背負っているのです。 「法科大学院を卒業すれば、法曹になるだけの実力がついているはずの制度」 という点が実現できていないのか、「新司法試験の合格基準が現実を無視した厳格なものになっている」のかはわかりません。 しかし、新司法試験を受験した院生らは、国と法科大学院とが設定したカリキュラムを修習し無事に法科大学院を卒業したのです。(事実上、院生は自学自習をする時間をあたえられていません。) 国の構想では、実力不足の院生は卒業ができない制度であるはずなのです。 この点も含めて、「法科大学院制度は国による詐欺」と文句をいいたくなるのも当然のように思います。
なるほど:4
確かにそういう方もいらっしゃると思いますが、 私の知る限り、知的能力につき、明らかに欠けているにもかかわらず、 仕事をやめて、法科大学院に入る人、という人は、居ません。 学部でそれなりの大学を出ています。 上位の法科大学院出身者でも半分程度が落ちています。 国が7割から8割の合格率を目指す、とし、 これを法科大学院が宣伝した、ということは、確かな事実なので、 合格者が前年より減らされたという事実を目の当たりにした法科大学院卒業生は 釈然としない気持ちになるのは無理もないと思います。
それは、一部の人だけです。それをもって、全体を非難するのは拡大解釈です。 一番の問題は、法科大学院にコースが選別され、制度化された以上、法科大学院進学以外に弁護士に成る方法を潰してしまったのです。人生に躓いて、挽回して弁護士になったとかそのような選択はもう出来なくなったのです。人生の途中で弁護士になりたいと言うような挽回方法の可能性はもう無理なのです。法科大学院卒業以外弁護士資格を認めない社会は異常です。それは人間の人生やり直しを潰すのと同じ事。人間の可能性は無限だけど、社会制度的に可能性を潰す社会の方が可笑しいし、貴方の勘違いの意味がズレてます。法科大学院に行けない。でも独学でも弁護士になりたいと言う人の可能性を潰す事です。 法科大学院はね。もちろん、卒業して弁護士になる事も大事だよ。
なるほど:1
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