損益分岐点比率を求める式の別法を使って「販売費及び一般管理費」を求めようという話ではないでしょうか。この式に、設問の資料で判明している数値を代入して式を変形させていくと、式の中で唯一不明な販売費及び一般管理費が分かります。 ※「建設業経理士検定試験 財務分析主要比率表」では%表示するために100を掛けていますが、割愛し、85%を「0.85」として計算します。 損益分岐点比率=(販売費及び一般管理費+支払利息)÷(完成工事総利益+営業外収益-営業外費用+支払利息)=0.85 (販売費及び一般管理費+支払利息)÷(完成工事総利益+営業外収益-営業外費用+支払利息)=0.85 (販売費及び一般管理費+支払利息)=0.85×{完成工事総利益+営業外収益-(営業外費用-支払利息)} (販売費及び一般管理費+1,500)=0.85×{27,200+(600+300)-100) 販売費及び一般管理費+1,500=0.85×{27,200+(600+300)-100) 販売費及び一般管理費+1,500=23,800 販売費及び一般管理費=23,800-1,500=22,300 なお、販売費及び一般管理費が分かると営業利益および経常利益が判明し、経常利益から完成工事高経常利益率を使って完成工事高が、営業利益から経営資本営業利益率を使って投資有価証券が算出できます。完成工事高が分かるとそこから回転率や対流月数を使っていろいろ分かります。
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