日商簿記１級を勉強している者です。 前受収益と前払費用についての質問です。 前払には1年基準によって流動と固定に分かれ…

Question

日商簿記１級を勉強している者です。
前受収益と前払費用についての質問です。

前払には1年基準によって流動と固定に分かれますが
前受にはありません。調べるとこれらについて、ワンイヤールールとか営業活動がどうのとか出てきます。

ですが、自分の理解力が低く、調べれば調べるほどなんで前受収益に固定が無いのか、また前払費用に固定があるのかが分からなくなりました。

自分の前受収益と前払費用の認識として
前受収益＝前もって受け取ったお金で将来の利益
前払費用＝前もって払ったお金で将来の費用

といったところです。
何か他に決定的な違いがあるのでしょうか？
ただの会計上の矛盾なのでしょうか？
よろしくお願いします。

Answer 1

前受収益にワンイヤールールの適用は原則ありません。
既に入金されたにも関わらず、一年を超えた先に収益となるケースが想定されないからです。
なお、企業会計原則は昭和に公表されたものであり、平成以降は改正が⼀切⾏われていません。
したがって、現代では現実にそぐわない規定も存在しますがそういうものだと割りきってください。

リース取引や為替予約では長期前受収益という科目が用いられますが、その性質は経過勘定項目ではないので区別して覚えてください。

Answer 2

前受収益にも適用されますよ。
ワンイヤールールに基づき1年を超えるものは長期前受収益として固定負債に該当します。