回答終了
戦闘機パイロットは何が難しいのですか? 学力も必要だとは知ってるけど 学力だけじゃならないって本当ですか? 学力や知能以外にそういう能力のある所を教えてください
85閲覧
航空適性だと思います。 具体的にこうした能力、感覚だと言う事は出来ませんが3次元空間での意識感覚 (今の姿勢がどうなっているのか。)や機体が前進したり上昇したりした時の 動きを細かく感じて操縦桿を動かしたりスラストレバーを出し入れする感覚が 必要なのだと思います。 編隊飛行を行う時に僚機について行く感覚や戦闘時に敵機の動きに対応する 感覚が必要なのではないかと思います。
航空機の操作や仕組みを理解するには、航空力学(物理学)の素養が必要。 搭載された機器の理解には、電子工学、電波工学などの知識も必要。 実際の任務では、航空機や軍事のルール(関連する国内の法規や自衛隊の内規、国際法)の知識が必要。 それ以外には、体力や精神力が必要。 空をグルグル宙返りする空中機動は、空中格闘戦において必須。 これをやると、肉体的にガチで「視野」が狭くなり、最後は失神する。 それを避けるために、足や胴体の筋力が必要。 失神しかけたり、墜落仕掛けたりしながら、難しい判断をしないといけない。 本当に墜落してしまう時も、一般市民を巻き添えにしないよう、命がけで一番マシな墜落場所を探す。 「怖いから、ハイ、脱出!!」って無責任なことは、許されない。 だから、常人離れした精神力が必要。 日本の「植民地」だった台湾では、 戦時中に山に墜落した日本軍のパイロットに対して 「若いのになくなって、可愛そうに。 きっと、私達を巻き添えにしないよう、村を避けて墜落してくれたんだよね。 死ぬ間際まで、頑張ったんだよね。 せめて、お墓を作って供養してあげよう」 と同情、パイロットの心境を理解してくれる人たちもいます。 しかも、この後、日照りのときに雨を降らせた功績が加わって、 少尉だったのに、死後数年で「大将軍」に昇格。 (台湾人がお廟の立て札にそう書いただけですが) しかし、戦後の日本では、自衛隊機が墜落すると、ただ単に非難轟々を浴びる。 無事、墜落せず、生きて退役できても、まともな軍人恩給制度がないので、 ハローワークに直行しなければいけない。 そういう先行きの暗さに耐える精神力も必要。
いろんな能力が、高いレベルで必要になるみたいですよ。 こちらの書籍が、読みやすくて、多数のF-15パイロットのインタビューが掲載されていて、面白かったのでオススメです。 「鷲の翼 F-15戦闘機」小峯 隆生(2020年 並木書房) 必要とされる能力ですが。 ・多種にわたる多数の情報が次々と入って来て、次々と優先順位を判断する必要があり。落ち着いて、でも正確に速く、次々と最適な行動をしていかないといけない。(操縦席での操作も色々とあって、ピアニストに例える記述もあったほど) ・緊急事態の行動や判断のためには、法律やそれに基づく手続きなどを、深く理解しておかないといけない。単に「こういう場合はこうする」と暗記しておくだけではなく、どっちとも言えないような微妙な局面が必ず出てくるので、根本の法律の理解をしておかないと(何を最重要視しているのか、なんのためにこの手続きがあるのか)咄嗟に正しい行動をとれない。 ・いまだに、視力はすごく優れているほうが良いらしい。レーダーの利かない方向に、はるか遠くの見えないような影を、視力の良いパイロットは発見して空中戦で優位に立てるのだと。2020年の書籍なんですが、そう書いていました。高度が高いと空気が薄くて澄んでいて、すごく遠くまで見えるようなんですね。 ・自分が飛ぶ範囲の(かなり広範囲の)、山の場所とか高さは、すべて丸暗記できているというパイロットの話も載っていました。 ・戦闘機パイロットは、整備などのメンバーも含めたチームのリーダーになるので、リーダーとして優れていなければいけない。偉そうに命令するだけとかでは、人はついて来ませんし、優れた仕事をするチームにはなりませんからね。 ・あと、ラグビーやサッカーの経験者も多いようですね。休み時間のレクリエーションには、サッカーなどをして遊ぶこともよくあると。多人数と多人数で、局面が次々と変化する中で、敵味方の行動を予測して最適な行動をとる、アタマのトレーニングになっているようです。 ・空中戦においては、人間が耐えられる限界と言われる、9Gのかかる機動をどれだけ相手より長く続けられるか、という局面もあるらしいです。体力や筋力も必要ですね。パイロットのインタビューでは、週に2~3回は10キロだったかロードワークしている、みたいなことも載っていました。 ・空中戦には理論があって、その三次元軌道を理解するためには、けっこう難しい数式とかで説明されるようなので、少なくともそのくらいの知性は必要と思われます。 知力、体力、視力にリーダーシップに、集団戦のセンス、 何より、パイロット全般に言えるでしょうけど、 大量の情報の洪水とプレッシャーの中でも、パニクらずにミスらずに、正確に素早く判断を下して、次々と最適な行動をとっていく能力。 と言うことになると思いますね。 前出の本を読んで、すごく狭き門なのも納得できると私は思いました。
考えられる能力としては… 法学、地理学、地政学、国内外の情勢認識(国内世論・国際情勢)、機体及び軍艦(護衛艦)鑑別判断能力、視力、距離感覚、物理学、防衛装備品(兵器)能力、(フレアやミサイルを放つ為又は緊急脱出などの)判断力、体力、搭乗機体性能認識、などだと思います
< 質問に関する求人 >
パイロット(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る