解決済み
内定式後の内定辞退についてある会社から内定をいただきました。しかし、内定条件というのが県外の勤務ということで、県内志望である私としては決めきれないところがあります。そう思っているときに、その会社から内定式の案内が届きました。その内定式には、シャチハタ以外の印鑑を持ってくるように書いてありました。きっと入社に関する書類に押すものだと考えられます。 私はまだ県内に就職したいという思いで、県内の会社を受験しています。 もし、その内定式に出席してそのような書類に印鑑を押してしまったら、もうその会社に決めなければならないのでしょうか? ぜひ参考意見をお願いします。
言葉が足りなくてすみません。 ここで書いた県外勤務という内定条件は、もともとは県内志望と伝えていたのですが、この条件だったら採用しますというものでした。
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そもそも採用内定というものは、特定正当事由に相当する場合の解約権を使用者側が留保した労働契約(解約権留保付労働契約)締結のことで、判例では、内定通知書が出されこれに対して入社誓約書を提出した時点で採用内定が確定し、労働契約成立、ということになっています。 つまり、採用内定後は、企業は、大学新卒者が卒業できない、履歴書類等に虚偽記載があった、就業に耐えないほど健康が悪化、犯罪を犯したなどの場合でない限り、合法的に取り消しができません。(昨年度、企業の存続に関わる経営状況の悪化に伴い、「違法な」内定取り消しが横行したことは別問題です。経営悪化の場合、取り消しが合法的に認められることはありますが、ペナルティは課せられます) そうした理由がない場合における内定取り消しは、契約関係において優位の立場にある者がその優位性を濫用して契約を一方的に破棄する行為であり、労働者の権利を守る趣旨から制定された労働関係法令によって内定者の権利も守られ、企業側に厳しい制約が課されています。 一方、逆に、内定者側に対しては、そもそも雇用される側=弱い立場の者ですから、そうした労働法上の制約はありません。ですから、内定後の辞退は、内定式に出席した以降はだめとか、書類に印鑑を押したからだめというものはありません。 しかし、労働法を離れ、民法上の観点から言いますと、労働契約という契約を一方的に破棄するわけですから、ルール違反ではあります。民法上では損害賠償の対象になりえますが、来春4月からの雇用関係についての契約であり、企業側はまだ内定辞退者分を補うことは十分可能であり、また、学生が何社分か内定をとって最終的に1社以外を蹴るということはその善し悪しは別として社会一般的によくあることで企業側はそのリスクを折り込み済みですから、そうした意味でも、企業側が被る損害はほぼ無視できると考えられますので、実質的に損害賠償責任は発生しないと考えてよいかと思います。 整理しますとこういうことです。 採用内定者側が辞退することについては、労働関係法令で厳しく制約されている使用者側の取り消しの場合と異なり、労働関係法令では制約やペナルティがない。 民法上では契約違反であり、損害賠償対象となりうるが、実質的には企業側の損害が軽微であるため損害賠償責任を問われる可能性は極めて低い。 しかしながら、社会人たるべき者の常識として、あるいは、出身大学後輩への影響も勘案して、できるだけ早い時期に、誠意を尽くして辞退されるのが筋であると思います。 また、「内定式」なるイベントを実施する、ということは、その企業にしてみれば、ここで内定者の入社意思をしっかり確認し入社直前に蹴倒してよその会社に行きそうな輩を洗い出したいという意図があることは明らかです。入社誓約書をぽんと郵送で送るのではなく、対面で確約させ、目前で印を押させ、式典でさらに心理的圧力をかけるわけです。 従って、内定式での約束以降に辞退する学生に対しては、かなり厳しい罵声を浴びせかけられることを覚悟した方がよいでしょう。 そういった法的解釈や、想定される企業人事担当の対応、実際にその企業にかける迷惑・損害といったことを理解したうえで、後は質問者さんがどのように判断するか、です。 なお、企業側が人員補充対応できない、あるいは寮や研修など経費をかけての受け入れ体制整備を進めてしまった後など、あまりに遅くなっての辞退は、損害賠償責任を問われる可能性も高まりますので申し上げておきます。
なるほど:3
内定とは、内々での決定であり、「公けの決定」ではありません。 企業側からの「内定取り消し」も横行していますし、あなたがそれを辞退することには何ら問題はありません。 但し、あなたを気に入って採用(内定段階とは言え)を決めてくれた企業に対しての誠意という面において、もし辞退するのであれば1日も早くそれを伝えるべきです。 県内勤務があなたにとってどのレベルで譲れない条件なのかをもう一度考えてみたらいかがでしょう。 企業側からは、「今更何を!?」とケチョンケチョンに言われるかもしれませんし、 もしかしたら、あなたの出身校のイメージを落としてしまうかもしれません。 ただ、譲れない条件に目をつぶって就職しても、その企業に対して1人前の労力を提供できないうちに退職となったら結果は一緒です。配属先の上司からケチョンケチョンに言われるでしょう。 あなたが選ぶべき選択肢は、 覚悟を決めて内定式に出席するか、早急に内定辞退を申し出るか、、、だと思います。 簡単に答えが出ないかもしれませんが、早急に真剣に悩むしかないです。 答えを先延ばしにして内定式に出席してしまってからでは、もっと言い出しにくくなりますよ。
県内の別の会社の合否が決まってから態度を決めれば良いと思います。内定式に出席しても単位が足りず卒業出来ない人や父親の健康上の問題で、急遽家業を継がざるを得なくなる人や、他の内定者に会ってどうも”やって行く”自信がなくなったとの理由で辞退する人等 4月1日の入社式までは思わぬ辞退があるものです。
そりゃ他の内定辞退に関する質問のように蹴っ飛ばすことはできるかもしれません。 でもあなた条件を知っていて内定貰ったんでしょ? 企業規模はしりませんが、会社の損害は大きいですよ。 この時期ですからあなたの人数を頭に入れて来期の人員計画を会社は考えているでしょうし。 早く結論出して、辞退するなら誠心誠意、頭を下げるべきですね。 担当者に怒鳴られることは覚悟ね。 それはあなたが面接を受けて入社意志を一度は見せたんだから仕方が無い。 内定辞退を何度も食らったことのある採用担当でした。
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