「こっち側の世界」に興味をもってくださったことをうれしく思います。 特別と名が付くものではあっても、根っこは「個に応じた支援」であって、 人と接する上での「基本のき」をより大事にしている、というだけのこと。 実は何も特別ではないということが体感できると、幼稚園、保育園、小学校…もっと言えば「人と接する場面のどこでも」生かせる知識となるでしょう。 今はまだ 「大学の図書館にある本を読んだくらいの知識」ということでしょうか。 そうであれば。 学生さんなのであればぜひ、バイトでもボランティアでもサークルでも良いので「生身の子どもたち」と接してください。 それに勝る「教科書」「専門書」はありません。 どんなに知識が豊富な教授の講義を受けても、書籍を読んでも、 生身の子どもたちの実像と結びつかない「机の上での知識」のままでは、何の意味もありません。 目の前の子どもたちの姿と結び付いてこそ、初めて意味を成すものです。 ボランティアであれば。 地域の小学校では「学習支援ボランティア」というような形で、学生さんのボランティアを受け入れている可能性が高いです。 通常級、支援級問わず、その時々の実情で「こんなことをやってほしいな」を依頼されるのですが。 ご存知の通り、通常級でも「支援が必要な児童」は複数いる計算ですし、「グレーゾーン」の子まで対象を広げると、1学級の中に8人くらいの「それっぽい子」がいる…そんな場合もあるそうです。 小学校教諭を取得予定なら、経験がそのまますべて将来につながるでしょう。 もう少し踏み込んで特別支援を知りたいのであれば…。 福祉では「放課後等デイサービス」と呼ばれる障害児向けのサービス事業所があちこちにあります。 これは障害児が対象の福祉サービスなので、事業所ごとに利用者さんの様子も活動内容も大きく異なりますが、 重度の子から「見た目はなにも障害がなさそうな」軽度の子まで、色々な子どもたちと接することができます。 場所が学校ではなく福祉の場というだけで、中身はそのまま「特別支援」です。 見通しをもちやすくするための配慮であったり、「パッと見には意思疎通が難しそうな子」とのやりとりであったり。 (知的な)障害がある人と接したことがない人からすれば、見たことがないようなあれこれを目にできると思います。 ボランティアさんの受け入れは事業所ごとの判断ですが、基本的にはどこでも人手不足なので、やる気がある学生さんならきっと歓迎してもらえます。「アルバイトさんとして、もっとガッツリうちに来ない?」というオファーがあるかもしれません(笑 なお、通信での資格取得。 それはあくまで「資格取得のための学び」であって。 資格が必要無いのであれば、それほど「身になる学び」にはつながらないと思います。 教職系の講義を受けていけば、その意味はだんだんと分かってくることかと…。 百聞は一見にしかず、です。 学生さんのうちしか自由な身動きは取れませんので…ぜひぜひ、目で見て肌で感じて、特別支援について知ってほしいです。
勉強するだけなら書籍や論文を読めばよいだけでしょう。
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