自衛隊の航空学生は高卒でもなれます。航空機操縦には高度な学力が要求されますがなぜ高卒者も採用しているのでしょうか

Question

自衛隊の航空学生は高卒でもなれます。航空機操縦には高度な学力が要求されますがなぜ高卒者も採用しているのでしょうか

Answer 1

質問者様の仰っていることは

医学部の学生は高卒でもなれます。医療行為には高度な能力が要求されますが、なぜ高卒者も入学できるのでしょう。

と同じようなことなんですね。

医療行為も航空機操縦も医学部や航空学生の教育課程の後にやることです
そして高校卒業というのはその過程を志望するための条件の一つにすぎません。
その教育課程で医療行為や航空機操縦に必要な知識技能を身に着けるわけです。

Answer 2

航空機操縦には、英語、物理、数学など高度な学力が要求されることは、そのとおりです。
そのため、優秀な高卒者を試験で選抜して採用し、さらに2年間の基礎教育を隊内（学校）で施すのです。
基礎教育終了後は、大卒者と比較しても何ら引けを取りません！
教育期間中、少しでも能力不足を見せれば、即エリミネートされて曹として永久地上勤務です。
多い年では、約半分の航空学生がエリミネートされています。
その基礎教育とは、自衛隊航空学生（２士→１士→士長）時代の２年間の基礎教育期間の座学があり、３曹の飛行幹部候補生になって初めて操縦教育になります。
また、海上保安学校学生採用試験（航空課程）による学生は、主に高卒者から採用して、海上保安庁の回転翼機または固定翼機の副操縦士である巡視船の飛行士補または航空基地の飛行員の要員を養成し、同課程の学生は、海上警察論を含む２年間の座学があり、卒業後に3つのコースに分かれて操縦訓練を受けて操縦士、まずは副操縦員になります。
陸上自衛隊の回転翼機操縦者の陸曹も、ほぼ８割が高卒の２等陸士から昇任した者を選抜しています。
一方、防衛大学校卒業者や一般四大卒者から採用された一般幹部候補生採用試験（操縦要員）は、操縦士のほか、機長、エレメントリード、飛行隊長など飛行隊の上空指揮官のほか、飛行練度維持訓練は行われるものの、護衛艦の飛行長、基地司令など地上勤務の指揮官、幕僚、幕僚監部、防衛省本省の要員にも配置され、既に学力や一般教養は十分なので、座学はほぼ専門教育だけの短期間です。
海上保安大学校卒業者から任命された操縦要員も同様で、航空基地の地上管理職勤務や海上保安庁本庁での地上勤務もあります（この間、飛行練度維持訓練は行われる。）。
今日とは違い、大戦前のパイロットの大部分を占めたのは、旧大日本帝國陸軍の少年飛行兵学校出身の飛行科下士官や、旧大日本帝國海軍の飛行予科練習生出身の飛行科下士官兵でしたが、学力も競争率も高かったですね。
帝國臣民の多くが小学校卒の時代です。
戦争中は、操縦者は、下士官から特進して指揮権のない海軍特務士官や陸軍将校にも任じられています。
その頃の飛行科指揮官は、学力の極めて高い旧制大学予科卒業相当の陸軍予科士官学校→陸軍航空士官学校や海軍兵学校生徒の卒業者か、旧制大学予科や本科卒業の陸軍特別操縦見習士官出身の陸軍将校、海軍飛行予備学生出身の飛行科海軍予備士官でした。
今日では、操縦士で下の階級である期間は短期間であり、高卒の海上保安学校航空課程卒業者は、海上保安士から比較的早く昇任して幹部海上保安官（飛行士、主任飛行士として海上保安正）になり、自衛隊の航空学生出身者は、採用後６年間の経過で、曹である飛行幹部候補生を終えて、幹部自衛官である３等空尉、３等海尉に昇任します。
一方、アメリカ合衆国陸軍・海軍・戦後の海兵隊・空軍は、大戦前から、パイロットは大卒のＲＯＴＣか、アナポリスやウエストポイントの士官学校出の全員士官パイロットのみでした。

Answer 3

元航空自衛隊でした。

自衛隊の航空学生は高卒でもなれます。

一次試験は東大、京大、名大、阪大、九大、東北大、北大に合格出来る人でないと一次試験は受からないと思います。

九大や東北大、北大に合格しても蹴って航空学生を選ぶ人がいます。

Answer 4

飛行時間の長さが技量に直結する仕事ですし､
戦闘機パイロットならばパイロットとしての寿命もあまり長くは無いですから(30代〜40代まで)
早い段階から養成した方が良いです｡