解決済み
技術士二次試験の出身大学別の合格率を見ると、東京大学で、20%程度です。全体平均が10%くらいですから東京大学は、倍くらいの確率です。しかしながら、私の子供の頃から身近で東大に行った連中は、小中学校では、ほぼオール5、で高校は最優秀な進学校に行って東大に入ってます。 一般とはかけ離れた出来でした。 そう考えると、技術士なんかは、世間は10%でも東大出なら70%くらいかと思ってました。 なので、東大卒が8割も落ちている現実に驚いています。 技術士試験は、実務経験が4年から7年必要で、習ったことを答えるのではなく、専門分野の課題と解決策を論じる試験です。 やっぱり学校の試験勉強は、抜群に出来ても社会にでてからの実務の試験となると、一般も東大も大きな差は無いということでしょうか? そう考えると、公務員の上級に通って官僚になれば極端な出席コースが与えられるというのは、間違いのような気がします。 上級試験を無くして、一般も東大も同じ競争環境で競わせたほうが良いのかもしれません。 皆さんは、どう思われますか?
質問で上級試験と言っているのは、国家総合職試験の間違いです。 なお、最初の回答者さんが現状に詳しくて、色々教えて頂きますた。 ノンキャリアを選抜して、キャリアコース?に使うということも進んでいるようです。 私の考えを補足しますと、即キャリアコースに行かせる総合職試験というのを無くして、皆さんから何年かで選抜してゆけば良いように思います。 本当に出来る人は、新卒試験の成績に関わらず伸びてゆく気がします。
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基本的に国家公務員試験は学生が受ける試験なので、試験区分によって異なる専門科目も大学で習う基礎的な学問の範囲で応用能力なんてほとんど要りません。つまり大学受験の延長上で要領よく勉強できる人が受かりやすい試験です。東大に受かるような人は受験勉強の術には長けていると思われますので、当然余裕で受かる人も多いでしょう。 一方、技術士試験ですがご存知のように1次試験は学生でも受かるようなレベルですが、2次試験は記述式です。この記述試験ですが、私は以下の3点が揃ってないと合格は難しいと思っています。 1.現場で必要な技術力、技術的知識とそれに基づいた課題解決能力や応用能力 2.社会のニーズや情勢、政策・行政課題の知識やそれに対する技術的な対応能力 3.採点者にわかりやすく理路整然とした文章作成能力 公務員の場合、2は知識・経験として普段から接していますし、公務員は文章を書くのが仕事みたいなところがあるので3も得意です。ただ、1はどんなに頭が良い人でも現場経験が無いと研鑽が積めません。これは本人の問題というより組織や人事制度の問題だともいえますし、たとえ現場にいても設計施工は全て業者任せでは技術力はつかないのでここの部分は意図して技術士受験のための情報収集と勉強をしないと一番弱いところだと思います。 民間コンサルの場合は逆に1は強く2は弱い、3は報告書を自ら書くような立場の人ならそれなりに書けると思いますが、見るに耐えない報告書を書く人もいて一般論としては公務員より劣ると思います。 私の感覚では建設系の技術士は圧倒的に公務員に有利な試験だと思っていますが、それでも貴方の言うように最難関の大学出ても合格率はそれほど高くない、というのはやはり技術的知識、経験が合格するには足りない人が圧倒的に多いからだと思います。民間企業の人はその逆で社会のニーズや行政課題が見えていない、技術論が完璧でもそれをちゃんと人に説明できる文章が書けないという人も多いと思います。 私の周りでも東大・京大出て何度技術士試験にチャレンジしても受からない人は受かりません。技術士試験もコツを覚えてしまえばそんなに難しい試験だとは思いませんが、どんなに頭の良い人でも得手不得手はあるもので、不得手の部分が人並未満の高級官僚だっているのです。 法案作成能力や国会議員への説明能力がいくら高くても現場経験が少なければ技術士試験なんて通りません。霞ヶ関の課長以上の出世コースに乗りかけた極めて優秀な人でも不合格の人なんていくらでもいます。ですので、技術士試験が通らないことをもって、国家公務員総合職を出世コースに乗せることが不適切であるという考え方はちょっと違うと思います。技術系官僚の役目は技術そのものを追究したり開発することではなく、技術をどう使うか、技術を持った世の中の人材や組織をいかに社会に役立てるかを考えることです。そのために技術的知識・経験が必要でその証として技術士があるのだと思います。 ちなみに、私は非帝大系国立大学院卒、国家Ⅰ種の公務員です。技術士は総監部門含め3部門持っていますが試験に落ちたことはありません。
なるほど:2
公務員に関しては別の方にお任せして、技術士試験についてフォーカスします。 技術士試験は、とても特異です。 これまでの入試や暗記偏重の資格試験と同じ方法では合格しません。 ただ、その合格方法を知れば2回目からは受かりやすい試験です。 【特異と言える点】 ・資格学校がない 部門、科目ともに多すぎて(部門だけで20部門、建設部門以下の科目で10科目以上)個別対応するには講師が多く必要だが、受講する絶対数は少ないため、採算が取れないためと思われる。 ・論文 オール論文のため正確な知識が必要。例えばコンクリートの変状に「エフロレッセンス」というものがあります。 その生成要因として「水酸化カルシウム」が挙げられるのですが、これを「酸化カルシウム」とすると誤りになります。 また、施工計画などでは「河川断面内に橋脚を設置する場合の業務手順とその工夫点を述べよ」などという問題が出たりするのですが これらは経験がないと、試験官に求められるレベルの解答をするのは難しいです。 ・用意した論文が通用しない それなら過去問から、完璧な論文を用意して、それを丸暗記して望めば 何とかなるかと思うかもしれませんが、それも通用しません。 なぜなら、必ず問題を「ひねってくる」ため、変化球にも対応しなければなりません。 例えば、環境に関する問題が出たりするのですが「CO2削減・脱炭素」という問題を用意していたとしても 「道路建設におけるCO2削減」や「CO2吸収技術」などと「条件」のようなお題目を与えられるので 用意した解答そのままを書いたのでは「試験官の満足する解答に達していない」ということになります。 【合格方法】 ・添削者を見つける 自力で論文試験に臨むのは、一度も車に乗ったことがないのに免許を取ろうとするのと同じです。 論文にも「実技」が必要で、実際に論文を書いてみて、その良し悪しを判定してくれる教官のような「添削者」が必要です。 論文試験の勉強では、自力でいくら書いても「自己満足」を脱することは無く、ましてや自ら論文を「全損」にする人なんてほぼいないでしょう。 しかし実際に他人に論文を見てもらうと、てんでだめで「全損」レベルのこともよくあります。しかし、自己採点のみではそれに気づかず、そのまま本番に臨んでも何年たっても合格できるはずがありません。 ・合格者の意見に素直に耳を傾ける 私は東大の方が一番難しいのはこの辺り何のではないかと思っています。いわゆる「プライド」が邪魔をするのではなかろうかと推測します。 例えば、添削者の素直に従わないなどなると、そのうち添削者は離れていき、余計にこじれる=合格しない気がします。 100%主観ですが、合格者の傾向を見ると、もちろん人によりますが 「ここ、何でこうなるんですか」 「わからないので、教えて」 と素直に「わからない」という人が多いような気がします。 ・アウトプット重視 これは先ほど「実技」の部分で少し触れましたが、技術士の試験勉強は「インプット4、アウトプット6」と言われます。 インプット(教習本を読む)をひたすらしてもアウトプット(運転してみる)ことをしないと運転は上達しません。 しかし、これまでの資格勉強や入試の合格体験からこの「インプットすれば大丈夫」だろうという習慣が抜けていない人は苦労します。 書いて書いて書きまくって、自分がどういうキーワードが苦手で、どういうジャンルが弱いのかを明確にしたうえで、苦手分野を重点的にさらにアウトプットするような作業を繰り返さないと、なかなかハードルを越えることができません。 以上のような、「試験の特異性」「合格方法」がこれまでの学習と大きくかけ離れているため、東大でも20%の割合にとどまっているのではないかと推測します。 前フリがだいぶ長くなりましたが、仕事のできる出来ないや官僚や上級と、技術士試験は「別」だと思います。 私は公務員試験時に「キャリア」の試験を受けたことがありますが、あれは勉強の量とか暗記とか、そういうレベルではありませんでした。 頭の良さという要素には「記憶力」「考える力」「粘り強さ」「発想力」などがあると思うのですが、その中でも後半3つの要素が必要で、 それらが短期間のキャリアセクションの中でも、問題抽出、課題設定、課題解決できるのであれば 「公務員の上級に通って官僚になれば極端な出世コースが与えられるというのは、間違い」だとは思いません。 以上、そんな感じです。
なるほど:1
「公務員の上級に通って」「上級試験を無くして」の表現自体で、質問者が公務員試験の知見が全くないことがわかります。 質問者の称する「上級試験」って何です?論を言いたいなら、せめて基礎的な知識は身につけましょう。
なるほど:1
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