制動放射は、電子と原子核のクーロン力で発生します。 簡単に言ったら磁石で考えたらわかりやすいかな。 このクーロン力で引っ張られる力によって失うエネルギーが変わるので、引っ張られる力が決まっていれば線スペクトルなんですが、 磁石も同じように、近くにあれば引っ張る力が強いし、遠くにあれば引っ張る力は小さくなりますよね? 電子も同じで、原子核のどの辺を通るかっていうのは決まってにないので、引っ張る力も変わり、エネルギーが決まっていません
放射線技師です。 X線管で発生するX線は、熱電子が陽極の原子核に引き寄せられて進行方向を変えるときに発生するもので、大小様々なエネルギーをもつX線だから。 制動放射線は電子が原子核の近くを通った際に、原子核を構成する陽子とのクーロン力によって曲げられ(これを制動という)、減速した分のエネルギー分をX線として放出しています。 つまり電子の曲げられ具合によって、減速する大きさも異なるので、その結果放出されるX線のエネルギーも異なります。 原子核のすぐ傍と、原子核からちょっと離れたところでは、原子核のすぐ傍を通った方が、原子核からのクーロン力を受けやすいため、電子はより曲げられ減速します、そしてその分、X線のエネルギーは大きくなります。
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