今A社でバイトをしています。夏休みにA社とB社の掛け持ちをして、ひと月の収入が8万8000円を超えた場合は、どのような手…

Question

今A社でバイトをしています。夏休みにA社とB社の掛け持ちをして、ひと月の収入が8万8000円を超えた場合は、どのような手続きをしないといけないのでしょうか？

Answer 1

アルバイトを掛け持ちして、月収が8万8000円を超えた場合、手続きや注意点について以下の事項を確認してください。

### 所得税と住民税
1. **所得税の源泉徴収**：
- アルバイト先が複数ある場合、それぞれの勤務先で源泉徴収されます。
- メインのアルバイト先（給与の多い方）に「給与所得者の扶養控除等（異動）申告書」を提出し、メイン以外のアルバイト先には提出しないようにします。これにより、メインのアルバイト先では基礎控除が適用され、他のアルバイト先では基礎控除が適用されません。
- 年末調整をメインのアルバイト先で行うか、自分で確定申告をする必要があります。

2. **住民税**：
- 住民税は前年の収入に基づいて計算されます。現在の年収が前年の年収と大きく変わらない限り、住民税の額はあまり変わりません。ただし、掛け持ちを始めたことで総収入が増える場合は、翌年の住民税が増加する可能性があります。

### 社会保険
3. **社会保険の加入義務**：
- 1ヶ月の収入が8万8000円を超える場合、週の労働時間が20時間以上であれば、健康保険と厚生年金保険の加入対象となる可能性があります。これについては各アルバイト先の規定に従いますが、どちらかの勤務先が適用事業所であれば、社会保険に加入する必要があります。
- 学生の場合は、健康保険や厚生年金の加入が免除されることもありますが、詳細はアルバイト先の人事担当者に確認してください。

### 確定申告
4. **確定申告**：
- 年間の給与収入が103万円を超える場合は、所得税の確定申告が必要です。
- 2つ以上のアルバイト先から収入を得ている場合、いずれのアルバイト先でも年末調整を行わなかった場合は、必ず自分で確定申告を行う必要があります。

### まとめ
- **メインのアルバイト先**に「給与所得者の扶養控除等（異動）申告書」を提出します。
- 年末調整を行わないアルバイト先がある場合、**自分で確定申告**を行う必要があります。
- 収入が増えることで、翌年の**住民税が増加**する可能性があります。
- **社会保険**の加入条件に注意し、各アルバイト先で確認します。

必要に応じて、メインのアルバイト先や税務署に相談し、適切な手続きを行いましょう。