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中小企業診断士のファイナンスの問題です。 D社は毎期300億円の営業利益を生む企業である。借入や営業外損益、特別損益はない。法人税率は40%で、税引き後利益は全額配当される。発行済株式数は1億株である。 株主の要求収益率は15%である。 この度、借り入れを行って自社株消却を行うこととした。借入金額は1,000億円、負債利子率は8%である。自社株消却後の株価はいくらか。 償却前株価は、税引き後利益180億÷1億株=180円で1株当たり配当を出し 180円÷15%=1,200円 なので 1000億円÷1,200円=83,333,333株を自社株買いして 消却後の発行済株式数は16,666667株 借り入れ後の税引き後利益は、支払利息80億とタックス・シールドを考慮して132億円 1株当たり配当を出して株価を出すと、約5,280円となったのですが 選択肢を見ると、1,280円か1,600円となります。 どうやって導出するか教えてください。
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1,000億円の借入れと自己株式取得(&消却)はここでは段階的に行われるものと考えます。 無借金時の企業価値は、300億円×(1+40%)÷15%=1,200億円ですね。 1,000億円の借入れをすると、その1,000億円とそれによる節税効果1000億円×40%=400億円だけ企業価値がアップし、2,600億円になります。 そのうち負債価値は1,000億円ですから、株式価値は1,600億円で、株価は1億株で割って1,600円となります※。 次に自己株式を取得するわけですが、取得できる株数は、1,000億円÷1,600円=0.625億株で、流通する株式数は残りの0.375億株となります。 自己株式の取得で株式価値は1,000億円減って、600億円になり、それを0.375億株で割ると1,600円となります。 ※ 借り入れを行って、その分で自社株取得した後の株価は、ここで算出された株価となりますね。
なるほど:1
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