給与明細の書き換え依頼。何のため？ 中小企業で総務をやっている者です。 ある社員（管理職）から、依頼がありました…

Question

給与明細の書き換え依頼。何のため？

中小企業で総務をやっている者です。
ある社員（管理職）から、依頼がありました。「給与総額は変えないで、（自分向けに）基本給や手当類の内訳を変えてほしい」と。

事実：支給総額： ３５万円
内訳 基本給：３０万円 、残業代：３万円

本人の希望（指図）
支給総額 ３５万円
基本給 ：２０万円、残業代：１５万円

本人は「社長も了解済みだ」と言っていますが、疑わしいです。
社長にも確認はしますが、このように給与明細を私用に書き換えることに
問題はないのでしょうか？そしてこんな要求をする理由ってどんなケースが
あるのでしょうか？

税務署や役場へは、本来の正しい給与報告書を提出しています。

Answer 1

理由はどうあれ、給与明細の偽造は犯罪です。
給与明細を偽造すれば刑法第161条によって「偽造私文書等行使の罪」に問われ、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金が課せられます。
それを口実に断りましょう。

Answer 2

固定残業代制をとっていないとして、それだと月１００時間近い残業時間になります。労働時間（時間外、休日、深夜時間を列記）を併記する賃金台帳を別途作成してあるならいいですが、管理職の職分にみあわない低い基本給だ、所定の基本給と増分した１００時間分差額残業代払え、と訴えることが可能でしょう。

Answer 3

残業を多く見せたい理由があるのでしょうね。
既婚者なら浮気、未婚者でも彼女や家族に対して、早く帰れない理由にするとか。