都道府県庁職員が市町村に派遣(出向)する場合は、左遷という認識で合っていますか？

Question

都道府県庁職員が市町村に派遣(出向)する場合は、左遷という認識で合っていますか？

Answer 1

基本的に都道府県から市区町村に出向する職員は市区町村から求められて出向します。
ほとんどが課長職以上の管理職待遇で迎えられます。
そのため、左遷ということはあり得ません。
中には、副市長村長や教育長という特別職として出向する場合もあります。

Answer 2

一般的な公務員事務職・技術職職員に左遷というのはありませんよ。

どうしようもない職員は「研修所」というところに送り込んで、一年間程度修行していただくのが普通です。
それでもダメ、なんどやってもダメ、本人なおす意欲がない、・・こういう場合は分限免職で対応します。つまりクビです

Answer 3

むしろ左遷と言うことはほとんどないと思います。

都道府県と市町村の関係というのは、国の一部の省庁と都道府県の関係のように、自治体を植民地のように扱って、出来の悪い職員を押しつける、といったことはほとんどありません。

都道府県から市町村に出向するというのは、

①市町村で何か大きなプロジェクトがあるが、その市町村にその分野に精通した職員がいない、といった場合

②中核市や政令指定市になって県の事務が移管されるが、市にはその事務の経験がある人がいないので、県でその事務をやっていた人にしばらくの間指導してくれ、といった場合

③不祥事などで市町村の幹部の多くが辞職や左遷されてしまったり、財政状態が悪化して、立て直すことができる人材がいないので、県から人を借りてきたい、という場合

など、市町村(長)から助けてくれ、と請われて行く場合です。

なので、派遣される人はエースではないにせよ、担当する分野での一定の実力がある人で、「頑張ってきてくれ」と期待されて送り出され、戻れば相応の処遇がされます。