目指している学生は多いでしょうが,そんなに人数は必要ないです。 土木職で重要なのは,企画・設計・製作・施工・管理です。 設計はそのごく一部でしかなく,そもそも現場ごとに外力や環境が まるで違いますから,一点ものを造るのがほとんどで,その現場を 知らずに設計なんてできないと考えるべきです。現場を観ずに 入札しても国交省は採用しません。 ですから,大手中堅なら総合職技術者を求人します。幹部候補生に なる職ですから,まずは現場と施工に接し,そこで企画・設計・管理 も含めた経験をしながら,個々の現場で生じた課題・問題を解決す る仕事をします。そのとき,新しい技術開発をしないといけないで しょうし,新しい設計法が必要になったりしますから,その開発と 伴う研究を実施するのも総合職です。その新しい技術や設計を使って 設計変更をしたり,次の現場で使ってみたりして,その企業独自の 新しい技術を役所にアピールするようになります。 研究型大学には,その総合職技術者の求人がきます。ときどきです が設計職に回る人とか,最初は総合職で採用された女性技術者が 社内結婚をして,ご主人は総合職で全国回りだけどその奥様は 転勤の無い設計職に配置換えをしてもらったりしていますね。 土木の学生なら現場をいくつか見たことがあるでしょ。それを 観ずに設計できると感じましたか。高校生や大学1年生の段階だ とあまり実感できないでしょうけどね。大手企業にも設計部は ありますが,例えば大きな事業の場合,国交省は設計だけを コンサルに公告して入札させます。その設計を提示して,今度 は製作・施工の公告をして入札させます。落札した企業は, まずはその設計に従って製作・施工をすることになります。 変更が必要ならその企業の設計部がすることもありますが, 設計変更を認める公告はほとんどありません。たまに,それを 実施した技術評価型の入札をする場合もありますけどね。 そして企業も,設計をコンサルに発注したりするそうですよ。
んまぁそうじゃない。 コンサル会社がそれに含まれるなら。
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