一部上場企業の就職試験は、普通、何段階ものふるいにかけられ、最後に、社長や経営者陣の面接が行われ内定者が決まります。 最近のエントリーシートでは大学名や学部、大学での成績の記載欄がないのが普通です。 まずは、大学生活で何をしてきたのかを評価され、特にこれといったものがない人が落とされます。そしてSPIや玉手箱と呼ばれる基礎学力を試される試験の結果、国語力、数学(算数)力、英語力を試される簡単な問題を短時間に大量に出題され、ふるいにかけられます。 自己アピールの動画を各企業の採用担当者に送り担当者が各部署の管理職から希望されている人物像に合いそうな人を探します。この動画の段階でどこの大学の何学部でどんな科目が得意で4年間どんな活動をしたとか、どんな資格をとったなどとみなさんがさまざまなアピールをしますので、そこにどこの大学の何学部の人たちが残っているかどうかが、主さんのご質問の答えとなるのでしょう。 総合選抜や推薦などで面接慣れしている人はアピール動画を作るのも比較的うまいと思いますが基礎学力(文系の人の場合、基礎的な数学力でさえほとんどなくなっています)が劣っていると、名のある大学のどんな学部でも、面接までたどり着けず、また、基礎学力くらいならしっかり備わっていても自分自身がどんな人間なのか伝える力のない人も、この段階で落とされます。 かなりの人数にしぼれたところで、学生は企業の本社等に集められ、再度試験が行われ、企業は、初めの段階の基礎学力試験(Web試験であることが多い)が不正ではなく実力であったことの確認をとります。数年前には替え玉受験で逮捕者も出たので、各企業も不正を見抜く作業は怠りません。 その後、各部署の管理職や責任者の面接が行われ、欲しいとされる人材が、社長など経営に関わる人たちと面接を受けることができます。 企業から欲しいとされる学生であれば一部上場の内定は取れますが、 武蔵大学経済学部経済学科と獨協大学国際教養学部のどちらがこのような関門を突破する力があるかというと 就職実績からして、武蔵大学経済学部(経済学科よりは経営学科の方が企業に必要とされる人材が少し育ちやすいかもしれません)の方が、通りやすいかもしれません。 武蔵大学経済学部の一般入試で合格する力があれば、企業から求められる基礎学力程度のものは維持しやすいですが、獨協国際教養学部ですと偏差値が50(いわゆる平均点)に届かない人たちが多く、この人たちに基礎学力(特に算数レベルの数学)を身につけさせる術はなかなか見つけられないと考えられます。 就職の試験は入試と違って優劣をつけるのではなく、各企業が欲しいと思う人を探す目的で行われます。 どんなに優秀でも、その企業に必要なければ東大生でも落とされます。現に毎年出る東洋経済のデータでは早慶の就職希望者で卒業後進路未定となる人の数は大変多いです。 東大京大はそのようなデータは公表しませんが1/3ほどの学生が進路未定となってしまい、仕方なく大学院に進学することも珍しくないと聞いたことがあります。 企業に求められる人物であることが大事ということです。 英語力を求めていたり、語彙力を求めていたり、コミュニケーション能力を求めていたり、 求められるものは企業によって異なります。
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