各社、指差確認喚呼方が違うので、統一された答えはありませんが、私の経験と知人から聞いた喚呼方をお伝えします。 ホーム出場 「線路よし」、「行先よし、種別よし、列番(れつばん、列車番号)よし、後部表示灯、点灯よし」 交代 「○○列車、異常ありません。空調、暖房入りです」、「○○列車、異常なし、了解しました。暖房入りです」 出発 「反応、進行」※出発反応標識灯(前方の信号機が見えないので、係員に信号の状態を知らせる白灯の標識。点灯が進行、消灯が停止。 出発時機を見定めてドア閉。ドア閉が3秒、車掌の確認と運転士の確認動作を考慮して発車時間の9秒から7秒前には閉める。 車側灯(しゃそくとう。車体側面に付いているランプ)が消灯と旅客状態を確認。 「側面よし」 運転士へ出発合図を送る。ブザー二打。 列車が動き出して、車掌弁(非常停止スイッチ)を握り、状態監視。 ホームを抜けたら、後ろを振り返って後方確認。 「後部よし」 行路表で、種別と停車駅、接続列車を確認したら、放送。 到着 到着監視後、車掌用停車位置目標と開扉禁止帯を確認。 開扉禁止帯は、ホームの床に記されている目印のことで、この禁止帯のギリギリ手前や通過していた場合、停車位置目標を大幅にずれていて、前部のドアがホームから外れているから開けるな、という意味。他の会社では後部限界標識と呼ばれているところもある。また、これとは逆に、このラインに入っていたら開けてもよい、という意味で線で知らせている会社もある。 「8連、よし」または、「S連、よし」 ※S連とは、straightのこと。4両、8両編成の電車だろうが、全ての編成がこのS停車位置目標に止まれという意味。JRだと、×印。 ドアを開けて、乗降確認。 以上です。 JR東日本だと、出発反応標識のことを、「レピーター」と言ったり、他の私鉄だと、「進行」や「発進」、「反応よし」と喚呼することもあるそうです。また、前方の主信号機が見える場合は、「閉塞、進行」、「出発、進行」と喚呼します。車側灯においても、「側灯、滅」や「側灯、点」と喚呼したり、出発合図を出す前に、「発車」と喚呼したりするところもあります。基本的に確認するところは同じですが、各社、違いがあってなかなか面白いですね。
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