年収が低い原因を労働者側のスキル不足やプロ意識の欠如や努力不足、自己責任等にしている限り、日本人が欧米人並みに豊かになる…

Question

年収が低い原因を労働者側のスキル不足やプロ意識の欠如や努力不足、自己責任等にしている限り、日本人が欧米人並みに豊かになることはないと思いますが、あなたはどう思いますか？より高待遇を求めて転職したり賃上げを企業と交渉したりすることが日本ではずっとマイナスイメージを持たれていましたし、一方で企業は倒産リスクを回避する名目で内部留保を肥大化させてきました。やばいですよね。

Answer 1

倒産リスクを回避する名目ではなく、もしろ購買力が減った国内市場に対して投資しなくなったと言うのが正しいと思います。日本の強みは中流層に対するもので、品質が高くかつ量産ができるコア部分を持つ中価格帯の製品であり、この市場は日本固有のもので、薄く広がった先進諸国の中流層と発展途上国のエリート層に訴求するニッチな市場のため、販路の確保とニーズの吸い上げが難しく、日本の中流層の崩壊とともに日本は開発のノウハウの使い道を失ってしまったのだと思います。投資先がわからないので内部留保を抱えたままになっているのです。

Answer 2

３０代の若者の半数近くが未婚なのを自己責任で片付けるのはおかしいと思います。どんなにスキルが無くて収入が低くても、暑さ寒さや飢えで苦しむことは無い暮らしを保障するのが政治の原点でしょう。それが十分に満たされていないから未婚率が高い訳で、この原因は『食とエネルギー』の自給率の低さを放置してきたからと考えられます。『食とエネルギー』の自給率と国の豊かさはリンクしていますから。『食とエネルギー』を調達するための外貨を稼ぐことに投資するより『食とエネルギー』そのものの増産に投資が向かうような『国の意志』を示せない政治が諸悪の根源と思います。

Answer 3

社会保障に給料をつままれているからですよ

平均年収の440万ベースだと健康保険や年金の企業負担額が40万と57万で97万円になります
健康保険40万（自己）＋40万（企業）×43年で3500万の健康保険料を払って
男性平均生涯医療費が2500万円 窓口負担3割の750万円引いて
3500万＋750万−2500万
で健康保険料は1750万円の損
年金57万＋57万 ×43年で4900万円の年金を払って
65歳から平均余命84歳までの19年 14万×12ヵ月×19年で3200万
で年金は1700万円の損
合計で3450万円の損をしています

損失分を43年で割ると年間「手取り」で年80万円給与が増えます
支給額だと130万は増える計算です これを加えると平均年収580万円になって世界年収だと12位になって欧米と遜色有りません

汚く言うと低所得者の救済に給料をつままれている状態でしょうね

年金・健康保険は互助会にして完全に支払った額に応じた対応を求めたいですね

Answer 4

個人の年収が低いこと（ミクロ視点）を言うならば、確実にスキル不足や努力不足。
要はその人自身が原因ですよ。
疑いようがないです。

ただし、日本全体の平均年収が低いこと（マクロ視点）を言うならば、国の環境や風土に原因があると捉えるべきでしょう。
ただ、それは結局のところ「国民が自ら努力しようと思い、それを実行しやすい環境が不足している」という意味ですけどね。

要は最終的には国民自らの努力は必要になってきます。
ミクロ視点だと「個人が、努力する時間を作れ」だが、マクロ視点だと「国が、国民一人一人が努力をしやすくなる環境を作れ」ってことです。