解決済み
現在通信制高校に通っている高2女子です。最近になって進路についてよく考えるようになってきて、短大、大学、福祉系専門学校、製菓学校進学(製菓、福祉系は親戚、親の生業のため)等を考えたのですが、大学に行くにしろ専門に行くにしろ、これを学びたい!将来この職業に就くために専門で学びたい!という強い意欲がどれにもありません。明確な目標も無く、中学時代に訳あって孤立状態が長く続き、未だに学校に対して恐怖心も残っている中でお金をかけ、生半可な気持ちでは行くべきでは無いとも思っています。心身面、体調面を考慮して、今現在は高卒で就職を考えています。周りに「大学に行かないなんて負け組」、「学歴コンプで将来嘆きそう」などマイナスな言葉ばかりかけられていて、正直大卒の方が就職の幅も給料も大きな違いはありますが、高卒社会人は負け組なのでしょうか。不安がとても大きく心配です。高卒でも粘り強く努力し継続すれば大丈夫なのでしょうか。長々と綴ってしまいすみません。ぜひ助言を頂けると有難いです。(出来れば高卒社会人の方)
105閲覧
元採用担当のおぢさんです。おぢさん自身は大卒ですが、回答がつかないようなので思うところだけ書きますね。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 最初に結論から書いておきますが、本人が納得して高卒で社会に出るのであれば、他人がどうこう言う話ではないと考えます。しかし、そこまでの自信が持てないから質問されているんですよね。 >正直大卒の方が就職の幅も給料も大きな違いはありますが、 >高卒社会人は負け組なのでしょうか。 確かに、大卒のほうが高卒よりも平均年収は高いですし、さらに言えば同じ大卒でも高偏差値卒の方が平均年収は高いです。ただ、それは全体傾向の話であって、東大卒ニートもいれば、中卒富裕層だっているのです。つまり、自分の学歴がどうであろうと、平均年収がどうであろうと、個々人として見れば年収はいろいろあるということです。わかりやすくお金の話をすればそうなりますね。 正直なところおぢさんもお金は多めにほしいです。お金はあればあったほうが安心なのはわかりますが、お金さえあれば幸せかというと違いますよね。歌舞伎役者の市川猿之助さんは逮捕されましたが、彼ほどの境遇であっても、おそらく今は不幸のどん底でしょう。ここで大事なってくるのは、あなたには何があれば幸せなのかということです。進学するかどうかだけ考えるのは方法論の話になっています。あなたの目的地がどこなのかで方法論は変わるわけで、それが分からない状態では最良の選択はだれも助言できないということになります。 もしも、お金が一番大事ならば大学を出たほうが手に入る可能性が高まるという話ですし、大学を出なければなれない職業(医師・薬剤師など)になりたいのならば、行くしかないわけです。つまり、あなたが幸福になるために必要なものを見極めなければ、高卒で良いのかどうかだって、誰にも言えないということになります。 つぎに、ここでは日々「勝ち組・負け組」の質問があります。これって、他人から羨ましがられることに軸足を置いている人も多いのですが、私自身は自分が幸福であると思えるかどうかだと考えます。前出の猿之助さんもそうですが、「何であんなに恵まれている人が・・・」という事件・自殺なんて枚挙に暇がありません。逆に、一般平均年収より低くても幸せに楽しく生きている人なんて大勢いるでしょう。周囲から、あの程度の年収でとか、あの程度の学歴でと思われていたとしても本人が幸せなのですから最強ですよね。 あなたには、ここで高卒の幸せな先輩から自分の選択を後押ししてほしいという気持ちがあったのかもしれませんね。そして、周囲や社会からの高卒に対する評価は、その後押し程度では一生あなたが呪縛から解かれることではないと思います。あなたがきちんと向かい合うべきは、あなたが目指す幸福には高卒が必然(または最良の選択)であるというキャリアプランであり、自分がどう生きていくのかという覚悟かなと思います。 もちろん、進学したからといって、自分をわかってあげることや、社会にどんな仕事があるのかを十分に理解するのはとても難しいことでしょう。ただ、大人になってから2~4年間をかけてキャリアのために自己分析や職業理解に取り組める猶予期間があるというのはとても大きな価値があると考えます。つまり、なりたい職業があるから進学する人だけではなく、なりたい職業を見極めるために進学する人も大勢いるということですね。実際問題、大学でも入学時点で8割以上の人の職業が分かっているのなんて、医学部・薬学部・獣医学部・教育学部くらいでしょうか。他の学部では、3年生後半までにそれを絞り込んでいく流れになっています。 あなたが集団生活・学校生活が好きではないということも理解できます。それがあなたの人生で最優先事項ならば、それを理由に進学しなければよいかと思います。そして、就職した先にも多くの場合で集団(組織)があるのですが、それは大丈夫ですか。そこも忘れずに検討される必要があるのかなと思います。 ここから蛇足です。 大学は授業ごとで履修者が異なるので、高校までのように同じ顔ぶれで日々授業するわけではありませんよ。とくにマンモス大に行かれたら、4年間同学年でも顔さえわからない人が大勢いることになります。もちろん、そんな希薄な人間関係の中でもあなたと合わない人がいるかも知れません。それは会社に行っても同じ話ですよね。合わない人とのことを考えるより、あなたと相性が合う人を探すつもりで生きていかれたほうが良いかと考えます。また、高卒の先輩だけではなく、大卒や専門卒の先輩の話もフラットに広くお聴きになることをおすすめしたいと思います。
ありがとう:1
< 質問に関する求人 >
福祉系(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る