厚生労働省のデータによると、2016年末の看護師数は約166万人です。毎年3万人ずつ看護就業者が増えたとしても、2025年には3万人~13万人の看護師が不足するという試算が出ています。 看護需要の拡大 団塊の世代が後期高齢者となる2025年が迫る中、看護師の需要がますます拡大し、供給が追いついていないのが現状です。介護、福祉、医療分野全体の従業員数が不足している場合もあるため、看護師が従事する業務範囲や求められる役割が大幅に広がっているのです。 交替制勤務などの不規則な勤務形態 輪番制の夜間勤務やオンコールによる呼び出しなど、看護業界では不規則な生活を強いられることが多くなります。小さい子供がいる看護師は夜間勤務することが難しい場合もあるため、時短勤務や日勤を優先できる勤務体制でないと仕事がなかなか続けられません。 業務量の多さと責任の重さ 看護師は、業務量の多さや責任の重さも問題点となっています。基本的に、正看護師は准看護師のフォローをしなければいけません。准看護師は正看護師と違い、自らの判断で行動することが許されていないためです。その結果、准看護師のフォローというタスクが正看護師の業務量を増やしてしまいがちになります。 離職率の高さ 看護師の離職率は約11%です。日本全体の離職率の平均が約4%であることを鑑みると高い数値といえるでしょう。その原因としては、仕事のきつさだけでなく「病院の風土が古く、働き方改革が遅れている」といった点が挙げられます。 看護師は9割が女性であるため、一定の割合で妊娠・出産というライフイベントが発生します。その際、病院の福利厚生が整っていないと、本人の意思にかかわらず、仕事を辞めざるを得ない状況となります。
なるほど:1
そうです。 特に不足しているのが病棟(急性期)です。 まず結婚、出産で辞めます。夜勤は周りの理解がなければ続けられません。 比較的待遇が良いといわれる大学病院などでも平均勤続年数は10年ほどです。 他には3年から5年で日勤(夜勤無し)に転職する人が一定数います。 奨学金免除という名の囲い込みをしている場合の期間がそれくらいなので満了すればさっさと次に行きます。 人付き合いや体力的にしんどいので数年でリタイアする人も少なくありません。 逆に楽して高給と言われているところ(美容系など)は人気が高いです。 子育てがひと段落して日勤でパート復帰する人もいます。看護スキルがあまり必要ないところはブランクがあっても働けるので人気です。 要するに必要とされるところに足りないということです。だから若い看護師を大量に採用しているんです。ある程度は辞めることを前提として採用計画しています。
看護師の大半は女性です。 女性は結婚出産を機に、激務な病棟勤務を辞めることが多いです。 病棟は夜勤もありますから、家族の協力がなければ続けられません。 出産育児などを経て、病棟復帰する人もいますが、ブランクが長くなった人は、病棟勤務は避け、クリニックや施設などでパートや派遣として働く人が多いように思います。 そのため、病院は常に人手不足ですが、時給の良い楽な職場は募集をかければ一瞬で充足します。 体力的に楽で人間関係の良いクリニックを何ヶ所か知っていますが、滅多に求人が出ません。 そういう職場は、勤続年数が一番少ない看護師でも10年あるのだそうです。 (何故か俺のところ(クリニック)看護師が辞めないんだよねぇ~って優しくて人気のドクターが呟いていました。) だから、どこも人手不足という訳ではなく、激務で人間関係が悪いところが人手不足なんだと思います。 旦那さんの稼ぎで生活できるのであれば、無理してストレスフルな職場で働く必要ないですからね。 よほどタフな人じゃないと、フルタイムの病棟勤務と育児の両立は難しいです。
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