まず、決算整理仕訳で何をしているのかを理解していますか? 売上原価と当期商品仕入高は違います。 よくある 仕入 / 繰越商品 繰越商品 / 仕入 という仕訳は売上原価の算定をしているのです。これをほとんどの人は単に覚えて仕訳しています。 この仕訳、期首にあった商品を当期商品仕入高に加算し、期末にある商品を控除していますよね。 簡単に言うと、朝、冷蔵庫にプリンが2個ありました。今日の昼に3個買ってきました。夜に1個残っていました。では今日食べたプリンの数は?という問題です。 食べた=売ったと考えればもう簡単ですね。 最初にあった2個+買ってきた3個-残っていた1個=4個。この食べた分の4個(売上原価)を計算したいわけです。 売上原価とは売った商品の原価、当期にいくら分の商品を売ったのか、です。 そして当期商品仕入高とはプリンで言うと新しく買ってきた3個に当たります。 また、損益計算書に当期商品仕入高があると言うことはその前後に期首商品棚卸高、期末商品棚卸高があると思いますが、これはプリンで言う2個と1個のことですね。そしてその後に足し引きした売上原価も書くと思います。 なので損益計算書では仕訳でしたことをもう一度しているんですよね。仕訳は会社内部の勘定の数字を適切にするため、そしてそれを書き写した損益計算書でも同じことをするのは財務諸表利用者にこういう計算で売上原価はこうなったんだよ〜というのを見せるためです。売上高と売上原価は会社のメインの営業で出た利益なのでいちばん大切な項目なんですよね。なのでその内訳をきちんと見せてあげる、ということです。
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