解決済み
会社法の質問です 司法書士過去問H14-30-ウ改取締役会設置会社であるA株式会社(以下「A社」という。)の代表取締役Bが、A社を代表して、A社の他の取締役Cの債務を保証するには、A社の取締役会の承認を得なければならない。 自分の解答「×」としましたが、 正解「○」 解答を×とした理由 承認を受けるべきは代表取締役Bではなく債務を保証してもらう取締役Cだと思ったからです。スタンダード合格テキスト6商法会社法に「間接取引である保証行為のケースでは、株式会社を代表して保証契約をする取締役ではなく、債務者である取締役が承認を受けなければならない。 この問題は取締役会の承認の必要性を問題にしているのであり、誰が承認を受けるのかを問うてはないのですか。よろしくお願いします
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問題文は、だれが承認を求めるべきかは問われておらず、間接取引で「取締役会の承認」が必要かを問うていると読めます。 間接取引で承認を求めるべきは、Cであること確かに。ただ、会社を代表するBでもよいとされ(高杯美加ほか・会社法3版p210)、判例が承認ない利益相反取引の効力が、一種の無権代理として無効となるという見解を取っていることから、本問でCが承認求めないならBが承認を受けなければ、Bの代表行為が無権代理となってしまう。よって、Bが有効にAを代表するには、取締役会承認が必要との問題文は○。 問題文は、だれが承認を求めるべきかは問われておらず、間接取引で「取締役会の承認」が必要かを問うていると読めます。
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