解決済み
司法試験予備試験の勉強中です。 論文の憲法が苦手です。2回受けた論文試験では、FとDでした。問題となる権利の設定、権利の性質、違憲審査基準の設定、あてはめ、それらを反論と判例を意識しながら論じていくというルールは分かっても、問題文を前にすると頭が真っ白になります。個別の人権だけでなく、制度的保障、さらには部分社会の法理など「司法権の限界」とかがからまってくると、答案はごちゃごちゃになり、時間をかけて答案構成しても、中途から構成の誤りに気づいたりしてパニックになります。 判例を使いこなすことは特に難しいと感じます。 司法試験を目指す方々は憲法は得意ですか?また、論文をどのようにして勉強していますか?
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1人がこの質問に共感しました
日々の勉強、お疲れさまです。 私は今季、予備試験に合格しました。私は予備試験の論文は4度受験しましたが、4度目での合格でした。それで憲法は、はじめはDでしたが、その後は3回ともAでした。 結局、抽象的な方法論を学んでも、それを具体的事案で現実に使いこなせなければ、点数は入りません。私も当時Dであったように、憲法は得意ではありませんでした。 そこで、Aになるために何が変わったかといえば、具体的事案である判例の使い方を学んだことだと思います。具体的には、百選を題材として2色の蛍光ペンをつかって、原告と被告の対立を完璧に判断する能力を磨きました。何度もやっていくうちに、自然と対立点が見えてきて、それをそのまま違憲審査基準やあてはめにのせれば高得点がつきます。 ぜひ試してみてください。 がんばってください。
2人が参考になると回答しました
来年度の本試験を目指していますが、私も憲法が苦手です。 ずっとその苦手意識を引きずっていたので、今過去問や答練の問題を掘り下げて復習しています。そうすると、基本的なことで理解できていなかったこと・誤解していたことがたくさんあることが分かりました。 問題となる人権は具体的なものであり、憲法で保障されていることはその権利の本質ではあるが、問題文の具体的な権利の内容により、権利の重要性も異なってくること。違憲審査基準は抽象的に論じるのではなく、その具体的権利の重要性、具体的な制約態様・程度、(経済的自由の場合にはそれに加えて)制約の目的などから具体的に決定すべきものであること、あてはめでの立法目的の重要性とは一般的な重要性ではなく人権を制約してでも追求すべきほどの重要性であること等々。 漫然と過去問や答練を積み重ねても、憲法は特に深く学習しないといつまで経っても得意にならない。(「合格答案を書く」という目的を見失わないようにしつつ、)これまで読み流していた概念・事項についてじっくり考えることが有効だと思います。 一つの過去問を学習しつつ、他の過去問で問われたことと比較していくことで、かえってその過去問の内容を深く理解できる。判例も、過去問を深く検討する中でそれとの関係で検討すると、その位置付けが見えてくるようです。 反対の立場についても、結論の違いがどのようなとらえ方の違いから生じるかに注目していくと、試験でも書けるようになると思います。 じっくり考えることで、単に繰り返すだけでは覚えにくい判例のフレーズなども自ずと記憶していきます。 そして憲法が「面白い」「この点には自信がある」と思えたら、苦手意識はなくなっていくのではないだろうか? なお。受験生の中にはいろいろな参考図書類についての情報を集めて読んでいる人も多いようだが(今日『○○ガールズ』という一連の書籍を初めて知った。)、読む本の種類を増やす必要はなく、既存知識の内容について深く考えることで、ハネる答案を書く能力は十分に付くと思います。
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