旧帝大の文学博士号を持つ一人として回答する。まず、なぜ講師?大学の教員は、助教から教授まであるし、その昇進も理系と文系では微妙に違う。ここでは一応、文系大学教員のスタートとしての講師と考えておく。では、この講師になるには、大学院に……から始める。通常大学を卒業すれば、殆どの人が就職するが、就職することなく、入学試験に合格して大学院博士前期課程に進学する。そこでは、32単位を取得するとともに、400字詰め原稿用紙にして、およそ100枚程度の修士論文を書く。大学院によっては、この修士論文を提出するには、外国語試験に合格することが求められるところもある。それがすべてパスすれば、晴れて修士(文学)取得。つづいて入学試験に合格して大学院博士後期課程に進学する。そこでは、12単位を取得するとともに、400字詰め原稿用紙にして、およそ1000枚程度の博士論文を書く。大学院によっては、この博士論文を提出するには、外国語試験に合格することが求められる場合もある。それがすべてパスすれば、晴れて博士(文学)取得。運がよければ、ここで大学講師に採用される人もあるが、それは稀で、多くがその後ずっと、大学教員採用の公募に応じつづけることになる。以上が文系の場合の大学講師への道で、それから准教授、教授と昇進していくのが普通。決して容易な道ではなく、とくに質量ともに異次元の博士論文を書くことが大変だし、首尾よく博士号を得て、大学院博士後期課程を修了し得たとしても、今度は講師に採用されることは、とてつもない困難が伴う。大学講師採用の絶対数が少ないから、それまでの業績(博士号は大前提で、いかにいい論文を数多く書いたか)が、そこで問われ、それは自分に分からないだけで、その検討の場では、熾烈な闘いが行われることは言うまでもない。高校生のあなたの場合、大学の教員を志望するなら、まず、もうこれ以上は無理……というところまで勉強して、その高校で可能な限りいい成績を取り、次いで、できる限りハイクラスな大学と大学院に進学し、そこでも好成績をとるとともに、衆人が瞠目するようないい論文を数多く書くことが必要とされる。荊の道には違いないが、望めば道は開かれるから、大いに奮闘努力されたい。ガンバって!!
何かの分野で大きな業績をあげれば、その分野での講師を募集している大学に採用されることもある。「資格」などというものはない。
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講師???? 大学の専任の教員の職名は,原則として 教授・准教授・助教です。講師は准教授になれないが 助教よりは業績がある人で,お試し期間の暫定的な 職名とする大学もたくさんあります。講師になっても 何もいいことはありませんよ。 大学卒で大学院に進学して2年の修士を終えたあと3年 の博士課程に進学して,十分な論文を発表しながら 就職先を公募サイトで探しながら,博士号を取得する 時点で助教としてどこかに採用されるように努力しな いと,そのあとが大変になります。公募は数倍から数十倍 の競争ですから,博士号取得までに多くの業績(論文)を 残していないといけません。学術振興会の特別研究員に なれる実力があれば,博士3年のすぐあとに1年別の 機関で研究をしたりできて,実力も業績も上がるかもし れません。 助教に採用されても任期付きですから,准教授の就職先 を公募で探す・・・というプロセスになります。
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無いと思います。 あえていうならあなたは「優秀なので」大学に残ったと同期の人間にいわれることなのかなぁと思うのです。 同期に優秀と認められる人はその世界で身を立てていけます
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