わたしは受け入れる側の保育園のものですが、 いくつか言えることとしては、学生さんの苦労は2つあります。 1つは、やはり学生ゆえに未熟であり、学ぶことがおおいため。 2つ目には、学校できちんと身に着けていない、指導されていない という点を感じます。 もちろん、個人差が大きいです。努力している子もいれば、性格や地頭によっては、保育士になるは厳しいと感じる子もいます。 それでも大学でどれくらい鍛えられてきたか、勉強する環境にいたかによって、だいぶ学生の質が違うなと感じています。 実例ですが、 A短大 偏差値40以下。ほぼ全員入学。 B公立短大 偏差値50。 C私立大学 偏差値57。 D国立大学 偏差値52。 Aの学生は、基礎知識がさっぱり。記録を書くのも小学生のような文章でずいぶん添削しました。明るくてよい子でしたが、知識量が圧倒的に少なく、文章を書けない点は苦労していました。 B~Dの学生は、その子の資質による気がしました。ただ、知識としても、大学の授業の質も良かったのだと思います。丁寧に子どもを見るという点で、現場の保育士の理論やアドバイスを比較的よく理解していました。 レポートなどを真面目に書いているのでしょう。やや課題はありましたが、文章を書くことに慣れている印象でした。 何を言いたいかといいますと、実習は大なり小なり苦労します。だから現場実習なのであって、余裕でしたという学生の方が、将来心配です。 ただ、よい就職先(保育園も人気のたかい良質な園から、とっかえひっかえのブラック園までいろいろです)に恵まれるには、入試難易度の高い大学、そして、しっかりと学べる環境を選ぶのは重要だと思います。 実際、新卒を採用するにあたっても、大学の差は感じます。よい教員に恵まれ、よい教育を受けてきた学生は、採用の面接でもまるで印象が違いますから。 進学にあたっては、ぜひそのあたりをポイントに、受験勉強を頑張るよう背中を押してあげてください。
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