もう漁師は稼ぎにくい？！

Question

もう漁師は稼ぎにくい？！漁師さんて、カニマグロカツオなどの遠洋、一部の養殖しか稼げませんか？

地元漁師、漁業組合からは、「漁獲高が減った。昔みたいに稼げない」と言われ、週6勤務8〜10時間労働で月に20万からの給料です！
と言われ、やるの辞めた方がいいのかなって思ってるんですがどうですか？

Answer 1

「週6勤務8～10時間労働で月に20万円」ならやめることをお勧めします。しかし、漁師が稼げないかというと必ずしもそうではありません。漁業と一口に言っても色々な漁業がありますので。週1日操業で操業時の作業時間が2～3時間、年収1000万円という沿岸漁業も存在します。操業に出ない日もメンテナンスや準備などはありますから週1日勤務ではありませんし、突然獲れなくなるリスクもありますが、そんなにキツイ漁業というわけではないです。この例は極端かもしれませんが、稼いでいる人はそれなりには稼いでいます。年収が億単位となるとさすがにほぼゼロだと思いますが、余裕のある生活がおくれる程度でよければ、漁師になるのは悪くない選択だと思いますよ。サラリーマンと違って定年もありませんし。ちなみに、コツコツ稼いでいる漁師は大体獲れるだけ獲るという漁業はやっていません。大事に漁業資源を枯渇させないようにうまくやっていることが多いです。
漁師は長年にわたって大幅に、グラフで見るとほぼ直線的に減少しつづけていますが、裏を返せばライバルが減っていくことも意味します。遠くない将来漁師の数が下げ止まる時が来ます。また、世界的に人口が増加する中でこれまでのように安い輸入水産物が入って来づらくなっていくのではないでしょうか。一方で日本で獲れる高級水産物の輸出は急激に伸びています。漁業就業は、これからねらい目じゃないかなと密かに思っています。