解決済み
現在高校三年生、ダブルスクールについての質問です。 高二に上がる際に文系選択をし、大学では認知学や行動学を学びたいと思っています。しかし次第に中学の頃から少しずつ勉強してきたプログラミング(UnityやPython)やコンピュータの分野に興味の比重が傾き、折角なら時間のある大学生の時に情報系の勉強もしたいと考えるようになりました。(文系選択で、数三の授業を受けていないので理工学部等を受験することができません。) そこで生活に慣れるであろう大学2年生からHAL等専門学校の夜間でネットワークの勉強をしつつ資格を取りたいと思っています。 今のところ指定校推薦でMARCH以上(早慶に手が届くかどうか)は取れそうなのですが、これらの学校で文系の勉学の履修をしっかりこなしつつ、ダブルスクールをこなすことは可能でしょうか? 一応学校の情報の先生に相談をする予定ですが、なるべく多くの意見が聞きたいです。よろしくお願いします。 乱文失礼いたしました。
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MARCH文系卒でシステムエンジニアをしています。夜間の専門学校とのダブルスクールはかなり珍しいですね。HALのゲーム専攻と併修していたひとを1人知っているだけです。かなりきつそうでした。 専門学校のIT系コースは基本情報技術者試験がメインのはずです。ネットワーク系のコースならシスコ社の入門資格であるCCNAの対策をするでしょう。どちらも独学で十分に学べるレベルです。marchに受かる人が莫大な学費を払って受講しても、進度が遅すぎてうんざりすると思います。 明大の総合数理学部や理工学部は、全学部統一入試なら数1A2B・英語・国語(現文古文)で受けられます。他大学でも似たような入試は探せばあると思います。 ______ 【明治大学 情報コミュニケーション学部】 文系学部でも無理やりIT系の履修科目を増やせる大学もあります。明大の情報コミュニケーション学部は情報リテラシー科目という区分で、ネットワーク技術1~4とプログラミング実習(Python)1~4、アルゴリズム実習1・2があります。下記シラバス(授業概要)のp279を見てください。 https://www.meiji.ac.jp/infocom/office/6t5h7p00000kqq6g-att/6t5h7p00000kqq93.pdf どの学部でも履修できる情報関係科目として、ICTエレメンタリー・ICTベーシック1・2、ICT統計解析1・2、ICTデータベース1・2、ICTメディア編集1・2、ICTアプリ開発1・2、ICTコンテンツデザイン1・2、そして様々なICT総合実践1・2が開講されています。同じ科目名でも講師によって内容が異なることがあります。 単位を取るための科目とは別に情報関連講習会が開催されており、OfficeソフトやAdobe製品の使い方が学べます。 下記サイトに卒業要件が載っています。 https://www.meiji.ac.jp/infocom/curriculum/graduation.html 卒業要件において、IT系の科目はほとんどが「研究方法・表現実践科目群」としてカウントされます。研究方法・表現実践科目群は卒業に10単位以上必要で、多い分には問題ありません。一方で、卒業までに68単位はITとは無関係の教養や語学の科目で取得しなければなりません。 たとえば情報コミュニケーション学入門A・Bは必修で2科目4単位です。英語6科目6単位、第2外国語4科目4単位も必要です。これら14単位の他に54単位27科目を専門科目群から選ぶ必要があります。参考のため専門科目群は180科目が開講されています。ここでは適当に27科目分の履修例を列挙しておきます。詳しくはこれまでにURLを掲載したカリキュラムとシラバスを御覧ください。 <専門科目群>→卒業要件では54単位=27科目が必要 (社会科学)経営学、組織論 (人文科学)心理学A・B、小集団コミュニケーション (自然科学)情報化学、脳科学 (社会システム)コーポレート・ガバナンス1・2、 情報産業論、情報システム論、 ソーシャルビジネス論、組織と情報 知的財産法A・B、ビジネスと法A・B ファイナンス論A・B (人間と環境)意思決定論A・B、消費行動の心理学、 情報と職業、認知科学1・2 組織コミュニケーションA・B 明治大学は1年が春期と秋期の2学期制。1学期の履修上限は24単位。4年間で最大192単位取れます。卒業要件は最低124単位です。なお、語学は1科目1単位、それ以外の科目は1科目2単位です。192単位-68単位=124単位、つまり62科目はIT系など好きな科目を受けられます。 明治大学には他学部履修制度があり、最大40単位まで卒業要件単位数に算入できます。総合数理学部や理工学部情報科学科の科目も履修できます。総合数理では「データサイエンス」「知能数理概論」「パターン認識と機械学習」「コンピュータアーキテクチャ」「並列分散処理」「ネットワークセキュリティ」などがあります。 https://www.meiji.ac.jp/ims/syllabus/6t5h7p00000h8hhy-att/tagakubu_sogosuri.pdf なお、和泉キャンパスにおいては政治経済学部に線形代数学1~4と解析学1・2が開講されています。 3年次から少人数のアウトプット中心教育である問題分析ゼミナールがはじまります。情コミュでは山崎浩二准教授のゼミが「ソフトウェア開発とアルゴリズム」をテーマに研究しています。 https://www.meiji.ac.jp/infocom/3rdseminar/Yamazaki-Koji.html 情コミュ学部から院進を目指すなら、明大院の理工学研究科を目指すことになるため、英語に加えて6科目(数学・プログラミング・基礎・ソフトウェア・ハードウェア・応用)から4科目を選んで受験することになります。研究室訪問もしないといけないのでゼミの先生や情コミュの事務室を通して、理工学部情報科学科の教授・講師を紹介してもらうことになります。 ht☆tps://www.meiji.ac.jp/sst/grad/examination/youkou.html もっと手軽な院進として専門職大学院もあります。修士論文を書かなくても住む実学志向の大学院です。公立だと産業技術大学院大、私立だと下記サイト下部に一覧があります。実学志向のうえ難関大ではないため入試の難易度が高くありません。 ht☆tps://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1335437.htm 産業技術大学院大 ht☆tps://aiit.ac.jp/ ____ 日本のIT業界はWEB系とSIer(システムインテグレータ)に大別できます。 WEB系は広義にはスマホアプリ開発なども含む、自社の製品を自社で開発する業界です。アプリやサイトの利用者が自社の顧客です。もちろん広告収入が主体の場合は広告主が顧客ですが、重要なのはアプリやサイトの利用者です。サービスや企業の世代交代が激しいので、古いシステムの更改や、新しいサービスの立ち上げが頻繁におこなれます。業界全体として新しい技術を取り込もうとする風潮があります。一方で、よほど成功した企業でない限りは収益を上げることが難しく、後述するSIerよりも平均年収は低い傾向にあります。 SIerは他社のシステムを受託開発する業界です。NTT系列、富士通・日立・NECなどのメーカー系列、金融機関や商社などの子会社であるユーザー系列があります。大規模で重要性の高いシステムも多く、そういったシステムが数十年前のシステムと連携せざるを得ないこともあります。ゆえに、扱えるエンジニアが多くて信用性の高い技術が好まれます。システムの規模が大きいので下請けや孫受けの企業と仕事をすることも一般的であり、マネジメント能力が重視されます。小規模な機能追加案件・修正案件などでリーダ-経験を積んでから、さらに大きいプロジェクトのサブリーダーを経験していくようなキャリアです。長い年月をかけて係長や課長と出世するルートが中心的で、技術力はそこまで出世に影響しないことが多いです。 WEB系とSIerでは使う技術が相当に異なります。また、大学の情報科学科で学ぶ内容も実務よりは抽象的かつ理論的です。大学で学ぶ内容はデータベースやネットワークなど特定の技術分野を俯瞰的に把握したり、よりハードウェア側に近い機能から高次の処理を理解することに繋がります。植物が育つ大地のように、長いエンジニア人生には寄与します。 しかし、実際のサービスを開発する場合、システムの大部分はすでに存在するサービスに依拠します。Amazon社のクラウドで、CentOSというオペレーションシステムを使い、MySQLというデータベースを使い、WEBサーバとしてNginx、Ruby on Railというフレームワークを採用する、といった風に既存の製品を活用するわけです。そうして、車輪の再発明をせずに時間と費用を節約し、作りたいサービスだけに専念して開発します。 SIerでは古いシステムが多く現存し、なにか開発する場合は保守的で先行事例が多い技術・製品を採用します。また、オープンソースよりもサポート付きの企業製品を選びます。安全性や堅牢性のためには予算を費やします。こうした事情から、WEB系とは異なった技術・製品・サービスを選択します。 大学では、各種製品の使い方ではなく、抽象化された共通の理論を学びます。一般的なデータベースについて学べても、具体的な製品、たとえばOracleやMySQLのデータベースマネジメントソフトについては深く学びません。各種製品についてはプログラミングスクールや長期インターンを通して身につけることになります。
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