製品開発は品質Q、コストC、納期Dのトレードオフだと思うのですが、現場は得てしてコストCと納期Dが決まっているのに品質(…

Question

製品開発は品質Q、コストC、納期Dのトレードオフだと思うのですが、現場は得てしてコストCと納期Dが決まっているのに品質(仕様)Qが膨れ上がることが多いです。その時、トレードオフの考え方からすると、品質Qを落とすかコストCを上げる、納期Dを遅らせるのがセオリーですが上層部はたいてい許しません。

論理的に考えてトレードオフのはずなのに何故頑なに認めないのでしょうか？

Answer 1

ライバル(競合他社)の存在を抜きにすれば、Q/C/Dのトレードオフはきれいに成立すると思います。

しかし、顧客があっての話で、顧客が発注先を自由に選定できる場合、Q/C/Dのトレードオフがいびつなかたちに変形してしまうことは、まあ自然なことになります。

つまり、顧客の気持ちとして、一つの案件を複数の会社に提案して比較検討するというようなケースがあれば、Qは高く、Cは低く、Dは短くという要求が発生してしまいます。
「Qを上げるから、Cは高く、Dは長く」
とか
「Cを下げるためにQを下げる」というような返答を顧客にすると、顧客のマインドが下がってしまいます。

結局、企業としては顧客から発注してもらえなければ負けですので・・・