医師になりたい女子高校生です

Question

医師になりたい女子高校生ですいろいろ調べていて、専攻医というのが出てきました。
それってどういうのですか？
私は将来小児科医になりたくて、中でも小児の腎臓内科、血液内科に興味があります。
腎臓内科か血液内科かは後々考えるとして専攻医をどういう過程でとるのかという質問です。
私自身プライベートも充実させたいと思っているのですが、2つの専攻医の資格をとるのにどのくらいかかりますか？
また、小児科医を希望し、なったところで小児科で経験を積んでから、腎臓内科を見るんですか？
最初から小児の腎臓内科をみれるんですか？

言葉足らずの事があるかと思いますが、回答よろしくお願いします

Answer 1

医師になるにはまず医学部に行き、医学部で６年間学び、無事医師国家試験に合格することができたら研修医として働きます。
研修医期間はさまざまな診療科を回り、自分の適性を自分自身で判断します。
研修医期間の２年が終了した段階で、進みたい診療科を選択。
研修医を終了したばかりの小児科医は 学会登録医というのに分類され、
あくまで専攻をしているだけで専門的知識が公的に認められない。
・学会認定医
・学会専門医
・学会指導医
認定→専門→指導の順に難しくなる

小児科になるには、
日本小児科学会が認める小児科専門医や日本小児外科学会が認める
小児外科専門医、日本小児神経学会が認める小児神経専門医などがある。

専門医になるには、
学会ごとに異なったルートや試験、研修制度を設けているため、
一般的には専門医研修→専門医試験合格という流れになります。

研修医として臨床研修を行った後に、
特定の分野に特化した専門医研修というものを最低でも１年以上行う。

その後に専門医試験が行われ、
これに無事合格すると専門医として働くことができる。

専門医名簿 > 小児科専門医名一覧
https://www.jpeds.or.jp/modules/senmoni/?
ao[2]=0&sf[2]=2&ao[3]=0&sf[3]=3&ao[4]=0&sf[4]=4&sq[2]=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C&sq[3]=&sq[4]=

小児科専門医【新規】
http://www.jpeds.or.jp/modules/specialist/index.php?content_id=58

認定小児科指導医 概要および新規認定要件
http://www.jpeds.or.jp/modules/specialist/index.php?content_id=61

日本小児腎臓病学会:入会手続き
http://www.jspn.jp/tetsuzuki/nyukai.html

基本領域が小児科の腎臓専門医・指導医一覧（日本小児腎臓病学会会員）
http://www.jspn.jp/jigyou/senmoni/doctor_list.pdf

Answer 2

小児科は診療対象がこどもである内科のことです。大人を対象とする場合が内科です。だから、こどもの腎臓や血液をやりたいのならば、小児科医となってからサブスペシャリティとして、小児腎臓や小児血液の専門的研修を受けることになります。腎臓内科や血液内科は内科の中のサブスペシャリティです。

専攻医とは専門医研修中の医師のことです。小児何とか医になるためには、まず小児科専門研修を3年以上受けて、その他の受験要件を満たしてから専門医試験に合格し、小児科専門医となります。

前述のとおり、サブスペシャリティの研修はその後さらに3年くらいは必要となり、また別の専門医試験に合格しないといけません。

専門医の資格を取っても、臨床経験を積まないことには、独り立ちできるだけの実力はつきません。サブスペシャリティまで含めてそれなりに働けるようになるのには、卒後10年くらいはかかります。

専門医取得するのに時間がかかること、専門領域の新しい情報についていかなくてはならないことから、全く無関係の複数のサブスペシャリティで専門医を取る人はいません。仮にいたとしたら、単なる資格コレクターに終わります。

それから、プライベートを充実がどの程度のことなのかわかりませんが、どの診療科でも最前線で働こうとしたら、普通に考える、プライベートの充実はありえません。たとえば、9-5時、当直時間外なしというのは、非常勤となることが一般的です。