解決済み
現役医師です。 弁護士の友人もいて色々話は聞いていますので、それも加味してお答えします。 純粋に医師国家試験、司法試験を比較した場合、難易度でいうと圧倒的に司法試験と思います。 医師国家試験は基本的には通すための試験なので、周りと足並みをそろえて勉強していればよほどのことがなければ落ちません。6年間でいろいろと勉強しているというのが前提ですが、地頭の良い人であれば、3-4ヶ月死ぬ気で勉強すれば余裕で受かると思います。 一方、司法試験は落とすための試験です。予備試験がかなり難関のようで、東大生でも毎年受けても卒業までに受からないなんてざらのようです。話を聞いている限り、自分ではとても合格できる気がしませんでした。 では、医者になる方が簡単かというと、医学部に入るのが非常に大変です。国公立の場合は最低でも偏差値65以上はないと厳しいです。私立の場合は60程度でも可能性はありますが、授業料が数千万かかるため、裕福な家庭でないと困難です。一方、法学部の場合は偏差値50とかでも全然ありますね。65くらいあればトップ校も狙えるレベルです。 医学部は入ってさえしまえば、あとは遊んでても、最低限の勉強さえすれば、ほぼ確実に医者になれます。また、医者になっても、よほどのことがない限りは食いっぱぐれもありません。年収も勤務医でも1000万~2000万は固いです。開業したりすれば数千万以上も全然狙えます。 法学部の場合は入学はできても、その後予備試験に向けてひたすら勉強、予備試験が受からないとその後ロースクールに入ってひたすら勉強、とかなりプレッシャーに追われる大学生活のようです。多くの人が司法試験をあきらめ、一般企業に就職していくとのことで、かなり大変そうです。また、弁護士になれたとしても、大手弁護士事務所に所属できれば年収数千万も狙えますが、競争はかなり熾烈とのことです。普通の弁護士事務所の場合は1000万に届かない、500万くらいといったこともざらのようで、こちらから見ると大変そうだな・・・という印象です。 結論から言うと、 入学するのは大変だけど、そのあとはレールに乗りさえすれば安泰な医者。入学するのは簡単だけど、そのあとの勉強と競争が大変な弁護士。 といったところでしょうか。
なるほど:5
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