あくまで私見ですが、救急救命士の資格の特性を考えると消防の救急隊だけでいいと思います(本来そのための資格でもありましたので)。 救命士制度が出来た後に、これは金になると各専門学校や大学が救命士を世に溢れさせた結果、資格は取れても消防士の採用試験に受かれない人が続出しました。こうした方は救急医療と関係のない企業に就職したり、少なからず募集のあった病院に就職しています。しかし救命士は病院内で医療行為を行えない、という縛りがあるため、病院救命士は長らく医療アシスタントとして救命士の資格がなくても務まる事をしていました。 しかし、それが今年になってようやく病院内の特定の場所でのみ医療行為が許され、活躍の場は拡がった…と思われます。 ただ、今年刊行された救急救命士ジャーナルという雑誌に早速病院救命士の特集記事のようなものがありましたが、正直それって救命士じゃないとやれないことじゃないな…と感じました。レントゲンは放射線技師、事務は医療事務、診察は医師、処置は看護師と病院にはこの資格がないと務まらないものがあります。そこに救命士が無理に居場所を作ろうとすることに、同じ救命士として違和感を感じます。
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