車の解体屋が気になるのですが、働いた事ある方、どのような仕事なのか具体的に分かる方いますか？

Question

車の解体屋が気になるのですが、働いた事ある方、どのような仕事なのか具体的に分かる方いますか？

Answer 1

直接働いていたわけじゃないのですけど、自動車リサイクル法が施行されたときに、作業標準書などのアドバイスをしていました。

作業は、
１．使用済自動車の引き取り・・・引き取りの許可は解体の許可とは別ですけど、解体業者は両方の許可を取っているのが普通です。
引き取り業者が持ち込むこともあります。

２．引き取った使用済自動車の処分方法を決める・・・程度によって売れる部品が異なりますので、若干解体手順が変わります。

３．引き取った使用済自動車の解体・・・エンジンオイルを抜いたり、ガソリンタンクに残った燃料を抜いたりします。
LLCを抜いたり、エアバッグの車上破壊もするはずです。
この辺りの手順は業者によってかなり変わると思います。

４．解体しながら有価物になる部品も取り外します・・・オーディオなどのユニットもあれば、ECUのようなものもありますし、足回りのアーム類やステアリングギアボックスのように、鉄の塊っぽいものは鉄くずとしても価格は高いので分けるのが普通です。

５．取り出したもののうち、次の業者に引き取ってもらううものは雨などが当たらないように保管します。ある程度量がたまると業者に依頼して引き取りに来てもらいます。

６．部品を取ったボディは、トラックに載せて破砕業者（もしくは破砕業の許可を持っている鉄くず問屋）に持ち込みます。

７．高い鉄くずとして売れるようなものは、純粋に鉄くずとして問屋に持ち込みます。

８．それ以外の業務・・・取り外した有価部品類の在庫管理、販売など。地元の整備工場などからの貸し出し以来の対応など。（車検の時に取り付ける一時的なタイヤというのは時々あります）
また、部品の買い付けで外国人のバイヤーが寄ることもあって、その対応もあります。（決して怪しい人ではありません）