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精神科医ってなるのに何かスキルいるんですか?相手の話を聞くだけの職業に見えるんで。

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    精神科医の仕事内容のうち、患者の話を聞くことはごく一部でしかありません。 精神科医は、精神疾患の加療を行う医師です。 身体的な障害、を基礎として症状が出現する器質的な精神疾患、物質関連性障害。 これには、脳の変性を基礎として起こるアルツハイマー型認知症や、HIVや甲状腺機能障害を基礎として発症する精神障害、覚醒剤の連用を基礎として起こる覚醒剤精神病などがあたります。 先天的な疾患(精神発達遅滞、学習障害など)もこれにあたります。 これについては、脳画像検査や血液生化学検査、脳波検査等を組み合わせて、診断を行い、他科医と連携して、基礎疾患の加療に付随して精神症状の対策を行うことになります。 心因的な要因を基礎として症状が起こる精神疾患。 適応障害や、パニック障害がこれにあたります。 これについては、心的要因についての対応を行うことが中心です。 身体的要因や心因的な要因が存在しないにも関わらず、「病気」だから症状が出現する精神疾患。 躁病や、統合失調症がこれにあたります。 これについては、薬物療法を中心に加療を行います。 治療にあたっては、特に器質性、内因性の精神疾患患者の内に「病識(自分が病気であるという認識)」にかけることがある場合、精神科医の内の精神保健指定医と呼ばれる資格を持つ医師が、法律上の条件を満たすことにより個人の同意が得られなくても、強制加療を行うことができます。 また精神疾患による興奮、錯乱状態にて、警察に保護され、不起訴となった場合、精神障害の治療ルートに乗せられれば、症状が改善するまで加療を行うことも行っています。 精神障害についての治療については、大まかに言うと上記のとおりですが、精神科医も医師ですので、もちろん一般的な疾病についての加療も行います。 精神病棟の入院患者の肺炎、糖尿病、高血圧についての加療や、外来患者のコモンディシーズについての加療も仕事です。 他科と変わらず、若いうちは病院に泊まり込みで仕事をするような生活を何年も続ける必要はありますよ。 他には、脳機能や遺伝子解析等の研究職、精神鑑定などの触法精神医学領域の仕事、産業精神医学等の社会精神医学領域の仕事、メンタルヘルス対策等の公衆衛生医学的な仕事など、職務の領域は多岐に渡ります。

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