解決済み
現代の軍隊では独断専行して武勲を建てた場合、表彰と処罰どちらを受けますか? .三国志や日本の戦国時代などは、主君の指示方針を無視して、武将たちが好機とみたら独断専行したとしても、武勲手柄を立ててしまえば見逃されて表彰を受けることもできたと聞きました。敵将を討ち取るなど。 結果が良ければ、多少の命令無視や独断専行も大目に見られたそうですね。 ですが、現代の軍隊やあるいは警察などではどうでしょうか? もしも軍上層部の指示方針を無視して、部隊長などが独断で部隊を動かしてしまったものの、実際に敵司令官を討ち取ったり、要救助者たちを救助することが出来た場合です。 この場合、結果が良ければ古い時代のように表彰してもらえそうでしょうか? それとも、指示方針を無視して独断専行したのだから処罰が待っていますかね? あるいは、両方とも評価され表彰と処罰両方を課せられそうでしょうか? ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
386閲覧
ケース・バイ・ケースですが処罰だけ、処罰と表彰の両方受けるの何れかになります。その場合、上官の判断が大きく影響してきます。 警察に関する回答もありのようなので、日本の警察を例とすると、佐々淳行がよく両方受けさせるよう上申していました。 暴漢に襲われたVIPの警護官に対して、警備体制が不十分であり襲撃を許したとして懲罰を、実際に暴漢を取り押さえたとして表彰をといったことがあります。 順序は必ず懲罰が先。そうしないと士気が下がるからです。 軍隊でも、命令違反に対しては懲罰を科すのは当然でなんですが、その結果戦果が大であれば表彰しないと、全体の士気が下がることも懼れます。そのような判断を上官が下せばということです。 他に軍事法廷について言及した回答もありましたので、懲罰の実態を紹介しておきますが、軍事法廷での判決なんて甘いですよ。 例えば、敵前逃亡なんかは重罰を科せられますが、戦場での虐殺や強姦などでの犯罪行為には一般には甘いです。 日本でも有名なのにソンミ村での虐殺事件で、小隊長1人のみが有罪で、無期懲役の判決。その後10年の懲役に減刑され、3年で釈放されています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%9F%E6%9D%91%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6 もう一つ、えひめ丸の衝突事故では、潜水艦館長は軍事法廷で裁かれることもなく、減俸となっています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%B2%E3%82%81%E4%B8%B8%E4%BA%8B%E6%95%85 因みに日本では当時の総理大臣が、事故のことを知りながらもゴルフを続けたとして辞任に追い込まれましたが。(笑) 最後に命令に従ったとしても懲罰を受けることがあります。皇太子時代の上皇様がひめゆりの塔で火炎びんを投げつけられるという事件がありました。 https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030136_00000 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%81%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%A1%94%E4%BA%8B%E4%BB%B6 この事件の警備責任者であった佐々淳行は、警官の増員とひめゆりの塔に対して事前に過激派が潜んでいないか安全確認を主張しますが、当時の三木武夫首相や屋良朝苗沖縄県知事にことごとく反対され、結果過激派の火炎びん投擲を許すこととなりました。 結果、皇太子殿下からの「関係者に処罰を下さないように」とのお言葉があったものの、加藤昌沖縄県警察本部長は減給、佐々は警察庁警備課長を解任三重県警本部長に転任となりました。 また、佐々は後に重大事件発生を予測し、警視総監らのゴルフを止めようとしたものの、他の全ての幹部らはゴルフに行き、当日は警官に死者がでる事件となったことから、マスコミへのリークが疑われ、防衛施設庁に出向となってしまいました。 佐々の官僚としての最後も、女性スキャンダルを報じられた宇野首相から、「内閣安全保障室長としてスキャンダルを何とかしろ」と命じられたものの、「私の職務は国家の安全保障であって、総理大臣の女性問題は職務外です」と言ったことからでした。
軍法上、独断専行が許容される ケースなら処罰は無いです。 上層部より正確な情報を把握して、 合理的な行動を取る場合には 必ずしも命令に従う必要は ありません。 指揮官にはそういう判断ができる 人材が任命されます。 旧日本軍では独断専行はむしろ奨励されて いましたし、ドイツ軍でも下級指揮官には 大きな裁量権がありました。 一方で救出ソ連軍が硬直した作戦でしばしば 大きな損害を出した事はよく知られています。 ただし、独断専行は上級司令部による 強い統制が不可欠なんですが 旧日本軍ではそうなりませんでした。
現代戦の場合 全体の戦局やバランスを見ながらの作戦推移になるので 不可抗力的な戦果ならともかく 命令無視による戦闘によって その後の戦局が大きく変わる事も十分考えられます 過去の戦の様に 個人の能力が戦局に大きな影響を及ぼすようなものと異なり 情報を元に適切かつ最大の戦果が得られる様にするには 全体の統制が欠かせません 各部隊が司令部の指示を逸脱して勝手に行動すれば 全体の戦局を見誤り 結果として各個撃破の好機を与えてしまう事になります ですので処罰しかない と言う事になります
軍隊は規律が絶対です 此を分からない人は軍隊を理解して居ません 軍隊は上からの命令で動く組織です 上下をはっきりさせる為全員階級が与えられます 此が一番良い方式で全ての近代国家の軍隊が採用しています 結果が良いからと独断専行を少しでも許すと、どんどん増える可能性が大です 命令が行き届かなくなります こうなると軍隊自体が崩壊します 結果より命令重視が当然です 規律が緩い→駄目な軍隊 規律がしっかりしている→優秀な軍隊です 昔の軍隊と近代的軍隊は違います 独断専行は処罰です たった一発の弾丸が戦争のきっかけになる事が良く有ります
1人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
警察(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る