先ず、電気通信工事施工管理技士の方ですが、建設業界があとから勝手に作った検定制度と言っても良いしろものです。 建設現場で、電話工事の必要な場面があっても、公衆回線(光りも含む)を扱うには工事担任者の資格所持者に限られ、その資格保持者はNTTなどの通信会社系の電話工事会社の人が殆どです。 ですから、建設会社の指図は受けないし、指揮命令系統にも属さないので、管轄下に置けないのです。 そこで、ちょっと通信関係に強い人を配置して、出来れば自前で通信回線工事が出来る様にしたいとばかりに始めた検定制度です。 ところが、昔、電電公社が東西の通信回線事業者として分割民営化された際、それまで社内資格だったものをそのまま国家資格としたのが工事担任者です。 通信回線工事には、工事担任者の資格が必要で、更に、大きな工事にはそれらを統括出来る電気通信主任技術者(線路種)が必要です。 建設業界が自前でこうした有資格者を雇うか、試験に合格する人材を養成出来れば良いのですが、なかなか難しいらしく、こんな検定制度を作ったものと思われます。 試験実施団体のサイトを見ても、工事が出来るとは一言も書いてありません。 実際の工事では、大元の回線(電信柱にぶら下がっている配線設備)は、東西のNTTやKDDIの設備なので、勝手にいじる訳にはいきませんから、電気通信工事施工管理技士さんは折衝役・連絡調整役として働くだけで、自分で回線工事をする訳にはいかないでしょう。 (クロージャを開けて、成端した光コネクタを差し込んで、勝手に通信線を引っ張ったりしたら、完全に犯罪です。)
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