当方、Fラン卒見込みの就活生です。ヤマトや日通、西濃などの大手運送会社の事務系総合職を受けようと思っています。理由は、運…

Question

当方、Fラン卒見込みの就活生です。ヤマトや日通、西濃などの大手運送会社の事務系総合職を受けようと思っています。理由は、運送会社ならば大手で総合職であっても難易度が低そうなこと。そして、運送会社とはいえ、最大手クラスの有名大企業の大学新卒総合職採用ならば、その後のキャリアを考えても、待遇や将来性は世間一般的にも、それなりに、高そうで良いと思っているのですがどうでしょうか？

Answer 1

私の親族にも大手運輸会社の新卒総合職→管理職がいます。確かに、彼を見る限りは、年収は平均と比較すると全然上ですね。管理職だと1000万以上は貰ってるようです。独身時代は、食堂付きの光熱費込みの格安寮に住めるらしいですし、業界的にもエッセンシャルなので、大手が潰れるということはまず考えられないでしょう。
そういう意味では、給与・福利厚生・安定性・将来性は、他の業界の大手総合職と比較すると劣るにしても、世間一般的には十分高い水準だとは思います。また、業界的にも、ブルーワーカーや事務職も非正規社員、一般職が殆どのため、大学新卒の総合職はある程度限られた幹部候補でしょうから出世もしやすいそうです。

ただ、仕事は大変だと思います。当然、全国転勤がありますし、出世しやすい幹部候補の総合職ということは、逆に考えれば、仕事の責任もそれだけ重いと言うことです。物流は24時間止まりませんし、事故や誤配などあれば対応に追われます。荷主と受け人の板挟みに合うこともあるでしょう。また、ドライバーやブルーワーカーの人手不足や高齢化など問題も山積みなのではないでしょうか？そういうことを対応し乗り越えていける精神力や能力が無ければ、管理職になってそれなりの待遇を得る前に辞めることになる可能性が高いと思いますよ。また、管理職になっても、死亡事故など起これば、自身の責任でなくても書類送検されたり、出向などのリスクもあります。
「単純に待遇的に恵まれそうな大手の総合職にしては難易度低そう」みたいな、安直な理由で軽い気持ちで受けても、落ちるでしょうし、受かったとしても長く続かないと思います。ある程度の覚悟と責任を持って就く仕事だと思います。ですから、そういうところまでよく考えてから、決めた方が良いでしょうね。

Answer 2

小生、いすゞ自動車株式会社を55歳の時に社外転籍制度で、佐川急便の子会社の佐川グローバルロジスティクス株式会社にヘッドハンティングされて顧問となりました。
いすゞ時代も佐川時代も、運送会社さんとは深いお付き合いがありましたので、コメントします。先ず日本通運さんは、給与面、厚生面で別格に優れた会社です。後に日通ロジスティックスの社長になられた方ともChicagoで仕事をしましましたが、オヘア空港近くにあるオフィスも立派でした。近所に株式会社 日新さんのオフィスもらありましたが、こちらも立派でした。日新さんはいすゞ自動車のhouse forwarderでしたが、立派な会社でした。
ヤマト運輸と佐川急便は、宅配ビジネスのプラットフォームを郵便局と並んで構築していますから、宅配業ならこの3社です。
西濃、福通、砺波、上組、鈴与などの企業には、それぞれの強みがありますが、運送業が主な企業ど、港湾作業、倉庫業などの業種からの運送事業者では、給与体系も業界傾向に引っ張られます。
トラック事業者の賃金格差は大きいく、賃金から言えは、鉄道会社や道路会社より下になります。
ちなみに佐川急便の退職金計算モデルは、入社3年目から30年間積み上がり、30年勤続で1,350万円です。この退職金額は、ハンドル業界では日通を除いては破格の金額です。
運送大手と言っても出身母体や基幹業務のカラーがありますから、慎重に選択してください。ピカイチは10万人の社員を擁する日通です！