教員養成学部に入学したばかりの大学１年生です。（教員免許を取らないと卒業出来ない学部です）

Question

教員養成学部に入学したばかりの大学１年生です。（教員免許を取らないと卒業出来ない学部です）教育学部に入学しましたが、学校現場のブラックさなどの情報をニュースやネットで見て、
小学校教員になるか、地方の市役所で働くか迷っています。

こちらの方がいい、だとか、これは辞めておくべきだ、などご意見よろしくお願いします。

補足

（補足）教員養成学部、ではなく教育学部の教員養成コースです。

Answer 1

教員養成を目的とした教育学部と言っても、一括りにはできません。国立大もあれば、私立大もある。さらに、それらの大学のレベルには大きな違いがある。だから、地方公務員を受験できる実力を持つことができるかどうかは、あなたが入学した大学にもよります。

私は、教育学部のみの某国立大学出身者です。この大学の受験者にとって、いわゆるＭＡＲＣＨは滑り止めで受験する大学です。
結論から言って、母校の学生は、地方公務員一般行政職の試験を受験するのにふさわしい実力をもっていると言い切れます。
その理由は次の通りです。

第一に、多くの受験者が敬遠する数学と理科（物理・化学・生物）も入試科目に含まれていて、母校の学生はそれを乗り越えてきたのです。ですから、学生たちの基礎学力は、かなり高いと言えます。

第二に、初等教育教員養成課程であっても、受験時、国語・数学・社会・理科・英語・保健体育などの専門教科別に募集され、それぞれの科で専門的な教育・研究がなされます。中等教育教員養成課程の学生と一緒に自分に合った研究室に所属し、専門科目の講義・演習・レポート作成・卒業論文作成など徹底的に鍛えられます。例え初等課程の学生であっても、例えば、数学科であれば最先端の数学に関すること、国語科であれば中世文学である徒然草に関すること、社会科の日本史専修の者であれば近世における河川・用水の開発史に関することなどを、テーマ・内容として卒論を作成していきます。小学校での指導法に関することを書くことはまずあり得ません。初等課程の学生であっても、小学校教員の免許だけではなく、自分の専修教科の中学校・高校の１種免許もほぼ全員取得していきますので、公立小学校の教員になることを敬遠し、公立の中学校や高校の教員になる者が、近年特にたいへん多くなりました。また、筑波大や都立大などの大学院に進学する者も多いです。
そして、東京都・東京２３区・都内や地方の市をはじめとする自治体の一般行政職の採用試験に多くの者が合格しています。

あなたが、私の母校のような国立大学の教育学部に入学したのなら、そして、地方公務員採用試験に合格できるような勉強をしっかり行えば、地方公務員一般行政職の採用試験に合格する可能性は非常に高いです。
しかし、失礼ながら、もしあなたが、「面接さえすれば誰でも入れる」レベルの私立大学の初等教育科の学生であれば、地方公務員一般行政職の採用試験に合格するのは、まず無理です。
今、公立小学校教員採用試験の倍率はたいへん低く、首都圏の都県や政令指定都市の公立小学校教員採用試験においては、試験の成績がよほどひどくない限り、受験者はほぼ全員合格でき、晴れて正規の公立小学校教員になることができるのです。ただし、公立小学校の教員の勤務状況は、超超超ブラックであることを、再び想起して下さい。

あなたの今の立ち位置（入学した大学、自分の学力）を考慮に入れて、ご自分の進路をお決め下さい。

Answer 2

>小学校教員になるか、地方の市役所で働くか迷っています。

教壇に立つ気がないのなら大学をやめて、市役所等の採用試験を受ける準備をすることだね。今から勉強すれば9月の高卒程度の採用試験に間に合うよ・・・

Answer 3

ネットやニュースを鵜呑みにせず、自分で確かめてみてはどうですか？

Answer 4

採用試験の難易度でいえば、もう断然小学校です。都市部においては２倍を切る自治体も出てきました。これが中学・高校となると話は違いますが、小学校教諭は免許を持っていればかなり合格しやすい職種となっています。

一方で地方自治体の大卒程度事務職はかなりの難関です。倍率も高いうえに、合格者のほとんどが国立大と難関私学（最低でもマーチ・関関同立以上）の卒業生になります。大学名や学部名が合否に影響を及ぼすことはありませんが、結局学力の差がすべてが点数化される公務員試験においてははっきりと表れるということです。