ＭＢＡ(世界に通用するタイプの経営学修士)についてお聞きします。

Question

ＭＢＡ(世界に通用するタイプの経営学修士)についてお聞きします。私はこの春から法学部の大学生になります。以前からＭＢＡについて興味があったんですが、資格を取るためのビジネススクールは企業からの派遣でないと受け入れていただけないのでしょうか？

Answer 1

現在アメリカのMBAプログラムに在籍している者です。

MBAプログラムはそもそも「就職予備校」的な要素が強く、それまでの職務経験を元に将来のキャリアに必要なもの（知識、スキル、人脈など）を得るために入学するものと、欧米トップ校ではみなされています。従って在籍しているのは大学卒業後に職務経験が数年あり、かつ将来のキャリアビジョンをしっかり持っている私費学生がほとんどです。そもそも企業派遣の制度があるのは日本と韓国くらい（まれに東欧やタイ、インドネシアの政府系企業から派遣で来ている方もいます）で、その日本や韓国からの私費MBA留学生もたくさんいます。他校の友人たちからの話も総合すると、日本人MBA留学生における社費と私費の比率は現在はだいたい半々くらいだと思います。ということで企業派遣でないとMBA留学できないということは一切ありません。

入学のし易さですが、社費の場合は、MBA留学制度を持つような一流企業の中での厳しい社内選考を通過していることから一定のレベルのアプリカントである証明にはなることから、有利とも考えられますが、ある程度以上のレベルのMBAではアプリカント個人のレベルもさることながら、入学者全体のダイバーシティに大変な関心を払い入学者のバックグラウンド（国籍、人種、性別、年齢、アングラでの専攻、出身業界、職務経験など）が偏らないように注意して入学許可を出しますので、一概に社費だと入り易いとも言えません。要は社費・私費ということ自体には関係なく、卒業大学＆GPA＋GMATのアカデミックスキルとこれまでの職務経験や実績（社内選考を通過したという事実もこれには含む）、さらに本人のリーダーシップやチームワーク志向性、倫理観といった人間性の総合力で勝負し、各プログラムのニーズに合ったアプリカントが入学許可を得るということです。日本の大学入試とは完全に異なり、GMATなどの客観指標に加えてアドミッションオフィスの裁量・判断が大きく作用します。なお英語能力についてですが、英語は単なるコミュニケーションのツールに過ぎず、アドミッションオフィスでは入学希望者は英語が流暢で当たり前という認識をしていますので、できなくて落とされることはあっても、流暢だからそれがポイントとなり合格となることはトップ校ではありえません。英語でのインタビュー（面接）やグループディスカッションに対応できるスキルはMBA受験までに身につけておく必要があります。

追伸：MBAは資格ではなくて修士の「学位」です。何か特別なスキルが共通して身に付いているというわけではなく、大学院レベルの経営学を学び修了したという「証明」ですので、その評価は企業や業界によってまちまちです。

Answer 2

こんにちわ

私は、海外の大学（ＢＡ）を取得した後に日本の企業に４年間勤め現在企業派遣でＭＢＡ取得中です。
ビジネススクール入学の際は、ＴＯＥＦＬ＆ＧＭＡＴの点数の提出を求められます。
英語で授業を行われる為（日本ではＭＢＡでも日本語で授業を行うところもありますが。。）
英語力は不可欠であり尚且つ、授業内容のほとんどが当たり前ですがビジネスについてですので勤務経験があるなしだと大きな違いがあると思います。 大学によっては、勤務歴○年以上と求めているところもあるぐらいです。

現在の私のＢＳでは、勤務歴がない学生が１割くらいで９割は職歴を持っています。
企業派遣もいるし、会社を辞めてきている方・休職して来ている方などです。

世界に通用するタイプとのことなので、英語でのＭＢＡ取得を考えているかと思います。
日本でも１００％英語で授業を行う大学もありますし、やはりアメリカに渡って勉強するのもよいかと思いますが一般にも言われていますがＭＢＡを取ったからすぐ社長になれるわけでもありません。 将来、自分が何をしたいのかどの分野で力を付けたいのか？（マネージメント・エコノミクス・ファイナンス・マーケティング・ストラテジーの内から）、学部のうちに考えておけば大学卒業後経験がなくても大丈夫だと思いますよ。
がんばってくださいね
ＰＳ．．英語の勉強を忘れずに！

Answer 3

質問の意味が良く分かりませんが、「資格を取るためのビジネススクール」とはなんでしょう？

MBAは大学院修士課程の一種で通常は４年制大学を卒業して学士を取得している人が入学します。
まれに職業経験が豊富な人を学士と同等レベルとみなして入学できる場合もあります。

企業で３年以上働いた人が多く、入学のためのエッセーのトピックも自身が働いた経験から各内容が出されますが、大学卒業すぐでも入学できます。
企業派遣から留学できる人はあまりおらず、ほとんどが私費留学でないでしょうか。
特にこの不景気で企業派遣も減っているのではないかと思いますし。

世界に通用するということですと、各MBAランキングで上位TOP10にあたる学校あたりがいいかと思いますが、これらは英語ができるだけでは十分ではなく、大学の成績や職歴など総合的に判断して優秀と思われたものだけが入学できるのでハードルは高いですし、入学してからも卒業するのがハードです。

質問者さんがMBAを取得する場合は、まず大学をいい成績で卒業することです。日本の大学は無名なので成績で学力を示すしかありません。
その後、働きながらTOEFLとGMATをクリアさせつつ、有名で自分の将来に見合ったMBAプログラムを探して留学するというのがありそうな計画です。