保健師の年齢制限 私は23歳の女です。 行政保健師になりたいと考えています。また可能ならば、フランス語が出来るの…

Question

保健師の年齢制限

私は23歳の女です。
行政保健師になりたいと考えています。また可能ならば、フランス語が出来るので、休職して青年海外協力隊にも参加したいと考えています。最終目標は、保健師を専門にした大学教授です。

けれども保健師になれるのは早くて28歳。年齢制限ギリギリだと思いますが、公務員試験に通るのか不安です。やはり不利ですか？

Answer 1

やりたいことがいろいろあったり、目標を高く掲げることは決して悪いことではありません。
ですが、
>公務員試験に通るのか不安です。やはり不利ですか？
と問うて、「不利です」という回答がついたら、その進路をあきらめるのかな？というところが気になりました。

特別区は40歳くらいまで、保健師としての採用試験は受けられたと思いますし、さいたま市や大きな市でしたら、30～35歳くらいまでは受験資格があるのでそんなにあせらなくても大丈夫かと思います。
ただ、公務員試験に合格しないとお話にならないので
今から公務員試験対策の予備校にでも通って、がっちり備えておくことが必要かと思います。
当然、大学生になってからも1年次からダブルスクールでがんばってください。
本気で保健師になりたい人で、そのくらいの備えをしている人は珍しくありません。

…と、それより進学は決まっているのですよね？
「保健師になりたい」だけでしたら、公務員試験対策を考えればいいだけなので
まだいいのですが、教員、しかも教授を目指す、というのなら、もっと計画性を持たないといけません。
まず、4年制大学を卒業してから3～5年の保健師経験、そこから大学院に進学して博士号の取得まで最短5年。
その段階で20代なら、助教としての採用には大変有利です。
30代前半なら、そこそこかな？
40代になってしまうと、教員採用のほうの年齢制限に引っかかる可能性のほうが高いです。
（ですが、今後、教員になるためには「博士号取得」の条件ははずせません。また、よほどのことがない限り、博士号を持っていてもスタートは｢助教｣からと考えてください。）
10年以上先の就職状況がいかがなものか、見当もつきませんが
博士号取得後の、教員としての採用は運とタイミングが90％です。
残り9％くらいが、自分の指導教授の交友関係とか(苦笑)。
どんなに実力のある人でも、卒業時にポストがあいている大学がなければ、教員にはなれません。
この辺は、情報戦に近いかな。

質問者様の年齢の場合、現状で考えますと、最短で実務3年と博士号を取得として、36歳くらい。
これに「休職して青年海外協力隊」を2年として、38歳。
間に浪人している暇や、留年している暇、育休をとってる暇はほぼないですね。がんばってストレートで、産休だけで切り抜けてください。
30代後半で、ようやく教職としてのスタートラインに立つのですから、研究教育歴は、だいぶ後発になります。
研究業績の数はものすごく不利になりますので、実務の3年間と院生の5年間の間から、ばんばん学会発表や論文作成をしておかないといけません。
「青年海外協力隊に参加していました」「フランス語ができます」レベルですと研究者・教育者としてインパクトにかけますので、その線で押していきたいなら、
できるなら「フランスの大学院で看護学博士号を取得してきました」くらいはほしいところです。
その後、運悪く教員として採用されなかった場合、行政保健師として復職できる可能性のある勤務地は東京都特別区くらいでしょうか。（年齢制限のため、それも結構ぎりぎり。でも行政経験ありなら面接まで持っていければ、見込みはあるかも。）
おそらく、現状では5年もの長い間、休職させてくれる職場はありません。
（しかも、教員になりたいのでは、復職の意思はないわけですから）
大学院進学の際には、退職することになると思います。
教員採用されなかったら、もう一度公務員試験を受け直しです。
優遇措置はありません。
結構、大博打です。
でも、やってやれないことはないと思いますので、がんばってください。
手ごたえのある、充実した人生になるかもしれません。
でも、やる前に「やっても無駄ならあきらめる」というタイプの人には向かない生き方かもしれません。ご注意を。

幸運をお祈りします。