解決済み
今まではヤマトの方が断然に良いと言われてきました。理由はいくつもあります。 まず佐川には賞与というものがありませんでした。夏と冬に配られる一時金は「氷代、餅代」と呼ばれる寸志で、3~10万円がいいところ。子供のお年玉じゃないんだからと言われていました。これに対してヤマトは上場企業レベルの賞与をずっと維持してきています。佐川はここ1、2年はヤマトに近いレベルの賞与を出してきているようですが、どこまで続くかなと思いながら見ています。 次に佐川は上場していなかったので不祥事も多く上司に無茶苦茶な人がかなりいました。コンプライアンスがひどかったわけです。上場した今もそれをかなり引きずっており、いまだに心を病んで退職する人が後を絶えません。まあこれは運送業全般に言える「パワハラ気質」というもので、ヤマトにも多少なりとも存在するものですが。 給与もピンキリで地方によってかなり差があります。私は佐川とヤマトどっこいどっこいになってきたかなと思っています。ただしこれにも裏があります。 佐川とヤマトはサービス残業が常態化していて、いまだに早くタイムカードを切らせて労働させている営業所があります。2018年に佐川が上場したころ、ヤマトと佐川の全社的なサービス残業が明らかになり、ヤマトは民法で定められた2年分の未払い時間外手当を全額支払いました。佐川は1年分だけ支払いました(ただし3か月分だけだとか1か月だけとかいう地方もあり)。佐川のひどいところは、「3か月分で文句があるなら裁判でも何でもやればいいだろ」と開き直ったところです。週刊文春にこれをすっぱ抜かれ、一部の人にはかなり厄介な企業だと思われています。 なぜこんなことが起こるのかというと、ヤマトには労働組合があり、なんとかこれが機能しているからです。それに対して佐川には労働組合がないので、社員は会社側のいいなりになっているのが現状です。かつて佐川では何度も労働組合が作られましたが、ことごとく圧力でつぶされてきました。そういう体質の企業なのです。 佐川では2010年代に退職金制度を撤廃し、確定拠出年金制度に移行したときも、労組がないので社員が対抗する手段は退職しかありませんでした。これからも突然の制度変更で痛い目にあう可能性は高いと思った方がいいです。 なお、佐川に入社してから数年は、確定拠出年金は自分で運用しない限り月500円ほどの積み立てに過ぎませんから、1年で6000円しか退職金が出ないことになります。つまり退職一時金はほぼなくなったと思っていただいて結構です。 総括して佐川かヤマトかと言われたら、長い目でみて比較にならないほどヤマトの方がよいと考えますが、私ならどちらの企業にも入りません。運送会社の体質自体がやばいからです。
なるほど:2
拮抗してます 家族手当はヤマト 週休3日制など時代に則した制度は佐川 制服なども佐川 アンキャスなど働き方に富んでるのはヤマト
なるほど:1
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