拙文失礼します。この度、集団解雇が発生しました。一族経営の会社です。ことの経緯を説明しますと、1か月ほど前に取引先の親会…

Question

拙文失礼します。この度、集団解雇が発生しました。一族経営の会社です。ことの経緯を説明しますと、1か月ほど前に取引先の親会社からの発注が止まりました。親会社からの発注がないと歩合が発生せずに、全員が手取り15万ほどの基本給になってしまいます。歩合がつくと45万以上の給料になります。

発注のない理由は、こちらの子会社の社長(弟)と、親会社の社長(兄)の仲違い、という噂でした。私たちが困っていると、専務(いとこ)が親会社の兄社長から言われ、新会社設立すると言いました。仕事内容は、こちらの会社の業務をそのまま、新会社でやる、と。取引先は親会社となる。因みに子会社社長と専務は仲が悪いです。子会社社長はパワハラしかしないので、社員全員恐れ、嫌っていました。専務派がほとんどでした。ので、全員、ことの経緯を専務から説明され、新しい会社に移ったら今迄どおりの給料を貰える、ということでした。新しい会社に移行するために全員、今の会社の退職届けを書いてほしい、ということになりました。そして、普段は子会社社長に頭の上がらない専務が、幹部数人と全員分の退職届けを社長室に乗り込んでいきました。舌戦を覚悟していましたが、なんと子会社社長はあっさりと受理。

そこから3日経って、社員が某所に集められ、専務から「親会社社長(兄)が裏切った、首謀者として弟に訴えられたくないからと言うことで、私(専務)が勝手に独立を企んでやったこと、ということにしてくれと言われた。」責任をとって専務は辞職。残る社員は全員を退職届けを子会社社長に握られたまま、全員が呆然としました。それから数日後、親会社の副社長と本部長が来て、全員と面接、家族構成を聞かれ、残留意志があるかないか聞かれ、残っても給料はかなり下がる。今回のことは全て専務が悪い、我々は子会社社長にとりなすが、選ぶのは社長(弟)ということで念を押されました。全員、残留を希望したようですが、数日後、子会社社長の秘書に、月末まで自宅待機でそのまま退職してください、と告げられました。後で確認したところ、10人ほど、私と同じことを言われたようです。このことを友人に話したところ、一族経営だから一族全員グルの劇場型リストラではないか？と言われました。発注の止まった兄弟喧嘩の時からリストラが目的の八百長プロレスだよ、と。

質問は二つあります。

①退職届けは自分たちで書いたものの、この場合、会社都合退職にはならないか？失業保険を早く貰いたい。

②グルだった場合、専務は罪に問われるか？もしくは、専務が騙されてた場合、専務を唆した親会社社長も罪に問われるのでは？こちらに退職届けを書かせたのは欺罔行為ではないか、ということで訴えることはできますか？

Answer 1

1)について
自ら退職届を出した以上、会社都合ではなく自己都合ですが、「事業所において大量雇用変動の場合(1か月に30人以上の離職を予定)の届出がされたため離職した者及び当該事業主に雇用される被保険者の 3 分の 1 を超える者が離職したため離職した者 3 事業所の廃止(事業活動停止後再開の見込みのない場合を含む。)に伴い離職した者」については特定受給資格者として扱われるので、雇用保険の基本手当の受給にあたっては、会社都合と同じ条件になります。

2) について
人を騙しただけなので、詐欺罪には該当しません。

Answer 2

回答を見ると問題解決への無力さを感じます。個人的な感想は、同族経営による劇場型のリストラであることを立証できないと自己都合退職になりそう。やはり弁護士等に相談することが一番でしょう。

Answer 3

http://www.japaneselawtranslation.go.jp/law/detail_main?re=&vm=1&id=1960#T

（詐欺）

第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。

２ 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
（準詐欺）

第二百四十八条 未成年者の知慮浅薄又は★人の心神耗弱に乗じて、その財物を交付させ、又は財産上不法の利益を得、若しくは他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。

（恐喝）

第二百四十九条 人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。

２ 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

（未遂罪）

第二百五十条 この章の罪の未遂は、罰する。

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