司法書士試験に合格したら、将来的に独立を考えているのですが・・・。

Question

司法書士試験に合格したら、将来的に独立を考えているのですが・・・。学費の事もあるので働きながら司法書士を目指しているのですが、現職が他業種なので将来の事を考えると法律事務所などに転職を迷っています。
現職は慣れていて、時間の融通（残業等も少ない）もきくので勉強する環境には適しているように思います。
転職して勉強が疎かになるような本末転倒な事は避けたいのですが、事務所などの職歴が無く業界の現状が分からない為に
決めかねています。
又、転職するとしたら
１→法律事務所
２→司法書士事務所
３→企業法務部
４→企業総務部（独立を視野に入れて経理も学べるとして）

１～４いずれも転職可能と仮定した場合、どこで働くことがより良いと思いますか？
現在２６歳です。
大変申し訳ありませんが、話しの分かる方お答え頂けると幸いです。

Answer 1

現職で勉強時間が確保できているのであれば転職はやめた方がよいかと。
法律事務所や司法書士事務所で勤務してしまうと時間の確保は
かなり難しいですよ。
司法書士の実務は合格してから転職したとしても十分間に合います。
転職して業務に慣れたり環境が変わることによる
ストレスなどを考慮すれば無理に転職する必要はないと思います。

Answer 2

司法書士試験受験生→司法書士事務所勤務→専業受験生
と言った経歴の者です。

転職をお考えの様ですが
まず、司法書士開業後に何をメインにして行くかで話しは変わってくると思います。
簡裁代理を取って簡裁メインで行くのか？それとも不動産登記で行くのか？若しくは商業登記で行くのか？
ここのビジョンに関しては、ある程度あった方が良いと思います。

堅実に行くなら、
不動産＞簡裁＞商業
では無いかな？と思います。
これに関しては人それぞれ得意分野が違いますので一概には言えませんけど。

不動産登記→細かい知識を要するので弁護士も触らない。司法書士本来の職務。本人申請はあまりない。
簡裁→弁護士には劣る（基本的に値下げで対抗するしかない）
商業→（本人申請が多い、会計士も可能、一部の行政書士なんかも会社設立のお手伝いなんて形でやってる）

簡裁１本で行くのなら
１→法律事務所をお勧めします。

不動産メインで行くのなら
２→司法書士事務所（土地家屋調査士併設事務所）

商業メインで行くなら
３もありかと思います。

４の経理に関しては、独立後に考えれば充分かと思います。
収益を上げなくては、お金のやりくりが上手でも意味ないですしね。

それと大事な事ですが金銭面で行くなら
１，３，４のどれかだと思います。

御存知かと思いますが
２は薄給です。
無資格者であれば正所員で16万～良くても20万が一般的な相場です。

最後にもう一点。
勉強の進捗状況がどの程度なのか解かりませんが
２に関しては、司法書士試験の本試験で８割近く得点を出来るレベルにないのであれば、辞めておいた方が無難です。
実務と試験は違いますので。

基礎が出来てないのに実務から入って苦労されてる方を良く見かけます。7,8回目とか

御参考までに。

Answer 3

私も公認会計士を目指し２年間別業種で働きながら勉強しましたが、その点を踏まえて私の考えを述べたいと思います。

独立をお考えになられているということを前提とした場合、いかにそれまでにコネクションを作っておくかが大切になります。
つまり３，４に関していうと個人的にはあまりお勧めはできないかもしれません。
司法書士の実際の業務と同じ経験をつめるかも不明だからです。
２年間別業種をやったことで得られたこともいくつかありましたが、それ以上に専門の（貴方の場合は司法書士関係）の経験を積むことが大切だと、振り返っても思います。

２の選択肢は一番現実的ではあると思います。ただし、そこで勤務してそこから独立を考えた場合ある程度覚悟が必要になります。そこの顧客を奪うことになりかねないからです。そこが大口をいくつか抱えている場所ならば忙しいときなどお客様をまわしてもらえるかもしれません。
１に関しては良い事務所に当たることが出来たなら独立する際に一番のメリットが得られると思います。ただし、司法書士実務を経験できるかどうか、また同じように顧客の問題も出てきますので注意してください。

以上を踏まえた上で私としてはやはり専門的に行える２の司法書士事務所がよろしいかと思います。
また、それと併せて法律事務所の勤務もご検討されては如何でしょうか？

面接の際に、場所によっては独立したいという事がデメリットになる事が予想されますが、事務所によっては応援してくれるところもあります。
実践に勝るものはなし、これから先良い経験が出来ますよう陰ながら応援させて頂きます。