「高卒枠」と言いますが、一般的には「高卒程度」とか「初級」と呼ばれます。 そして、例えば同じ「高卒程度」と言っても、受験資格については団体・職種ごとにバラバラです。 受験資格の決め方は、大きく分けて「年齢で決める・学歴で決める・年齢と学歴の双方で決める」の3種類です。 ですから「年齢で決める場合」は、高卒であろうが短大卒であろうが大卒であろうが、受験できるわけです。 また「学歴で決める場合」は「受験できる最低の学歴を示す・受験できなくなる最高の学歴を示す・受験できる学歴の範囲を示す」等のバリュエーションがありますが、その中に高卒以外の学歴の者を含む設定も可能性です。 ですから、質問者さんが言われる通り「そもそも条件として高卒以上としていない」場合があると言えます。 高卒程度の試験区分で高卒以上の学歴の人が来るのが「好ましい」か「好ましくないか」は、その団体の判断になります。 やはり、能力の高さで選ぶならば大卒程度を採用することになります。 しかし、「これまでの生活を真面目に・前向きに送ってきて、一定の学力がある高卒程度」を評価する意見も、少数ですがあります(家庭の事情で進学できない高校生の就職先確保の理由もあると言われます)。 そのどちらを重視するのか、どういったバランスで採用するのか、の判断が、採用試験の行い方に表れていると言えます。 ですから、試験レベルとして高卒程度でも、受験資格を例えば18歳~29歳と定めて「大卒者でも受験できるようにする」団体もありますし、高卒程度は18歳~21歳、大卒程度は22歳~29歳といったように明確に分けて試験を実施する団体もあります。 なお、近年は高卒程度の採用枠が少なくなる傾向にあり、私の住む自治体でも、高卒程度での募集はなくなりました。
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